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新聞記事

「痩せウニ」蓄養新展開

2024年09月09日

青年部大成支部の円筒型養殖かご


 ひやま漁協が取り組む「痩せウニ」の蓄養事業が新たな展開を見せている。2016年10月から北海道の日本海振興対策事業の一環で2年間養殖試験を実施し、3年目以降、各浜でそれまで手掛けていた有志が事業化を継承。生産量の安定や歩留まり向上などに努め、天然に引けを取らない養殖ウニの供給に手応えを得ている。今年から養殖試験に乗り出す地区もあり、水産資源の創出に向けた挑戦が拡大する。養殖試験1年目の青年部大成支部では9月以降に300キロの「痩せウニ」を採取し、円筒型養殖かご15基と、サイズが異なるいけす型養殖かご10基に分けて投入。久遠漁港内の静穏域で100キロのウニに対し、10日に1度の頻度で20キロを目安に配合飼料を給餌する。

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