盛漁期に入った秋サケの荷揚げ(10月3日、尾岱沼漁港)
北海道の秋サケ定置は9月下旬から斜網地区などオホーツク海を中心に各地で日量水準が増加、前線通過の影響を受けた10月5日を除いて連日2000トン以上が続き、秋サケを扱う加工場の減少など処理能力低下の課題が浮き彫りになっている。加工面に加え、多獲地区からの移送に伴ってトラック不足など物流面も難航。昨年より大幅上昇で走った価格形成の再構築も見据え、浜値の下方修正が進むなど序盤と様相が一変している。