マイワシの荷揚げ作業。小型化で浜値が伸び悩む(7月31日、釧路港)
道東沖のマイワシ漁は昨年を上回る水揚量で推移している。ただ、組成が不安定で小型傾向。銚子など本州の水揚げが続く漁況も相まって、浜値は振るわない。着業者の採算性が低下し、生送り業者も生鮮出荷の原料確保に苦慮。8月中旬以降に迎える盛漁期での組成大型化など今後の好転に期待を寄せている。一方、大臣許可の棒受網船が10日から順次出漁するサンマ漁は水産庁の漁況予報では来遊量、組成とも昨年より厳しい生産動向が示されている。