道北日本海の稚貝付着状況は、低水準ながらも一部の地域を除き何とか必要水量を確保できる見通しだ。留萌地区水産技術普及指導所では「採苗不良となった平成20年ほど深刻なレベルではない」と話している。
同指導所によると、6月に行った試験採苗器の最終調査では遠別地区がネトロンネット1袋当たり700個(19日)、羽幌地区が千個(20日)、苫前地区が1600個(15日)、臼谷地区が千個(20日)、増毛地区が1400個(同)。
1週間ごとに投入した調査結果。「各地区でばらつきも見られるが6月末時点ではさらに付着しており、上手に使えれば足りるだろう」とみる。