水産物の卸売や加工、販売を手掛ける中彦グループは今年、商品開発やPR面で新たな取り組みを始めている。昨年11月にワカメで日本発の水産エコラベル「マリン・エコラベル・ジャパン(MEL)」の認証を初めて取得し、珍味に商品化。生産者と連携し、資源保護や漁業の持続性に努めてきた原料を、より全国に流通を広げていくための取り組み。これを機に認証水産品の拡販に弾みをつける。また、魚卵や珍味業界全体を盛り上げる狙いで、大相撲の懸賞旗を活用したプロモーションに乗り出した。1月に開催された初場所では、消費者の関心を高める秘策を繰り広げた。