宮城では2年ぶりとなるイサダ水揚げ(3月4日、南三陸町)
1日に解禁した宮城県のイサダ(ツノナシオキアミ)漁は、3日に南三陸町と気仙沼市の両市場に合わせて73トンが水揚げされ、キロ平均単価は南三陸、気仙沼とも125円と高値スタートを切った。三陸沿岸の春漁の主役だが、同県のイサダ漁は昨年、親潮系冷水の波及が弱く漁獲ゼロで終えていた。2年ぶりに岸壁を桜色に彩る水揚げに、漁業者らは「幸先の良いスタート」と声を弾ませる。