石川県能登半島で最大震度7を観測した地震で、農林水産省は11日、石川県内に69ある漁港のうち7割を超える50漁港で防波堤や岸壁の被害を確認したと発表した。荷捌き所や製氷施設など共同利用施設も20カ所以上が損傷した。津波で転覆や沈没、座礁した漁船は少なくとも145隻に上る。能登の漁業関係者の多くが避難しているため、被害の全容はつかめていない。今後、被害が拡大する可能性がある。