洗浄台の上を流れる刺網に高圧洗浄水を噴射する作業
根室湾中部漁協で刺網を営む第七十七久栄丸の池田潤司さんは「漁網用高圧水洗浄装置及び漁網の洗浄方法」で特許を取得した。刺網に大量付着する雑海藻などを簡単に除去できる新手法。浜の人手不足が進む中、陸回りは最少限で済み作業負担も大幅に軽減。従来に比べ作業時間も圧倒的に短縮、洗浄後の網はすぐに再使用できるため最低限の所有反数で効率良く投網でき、経費削減にもつながった。「魚は掛かるが雑海藻が多いため避けてきた漁場にも気にせず投網できる」と操業上の利点も話す。