顔はヒラマサ、胴体はブリのような「ブリヒラ」
北関東を中心にスーパーを展開する株式会社ベイシア(群馬県前橋市、橋本浩英社長)は16日、ブリとヒラマサのハイブリッド種(交雑種)である「ブリヒラ」の本格販売を始めた。近畿大学(大阪府)の水産研究所が開発した魚種で、安定生産のための必要量が確保できる見通しが立ち、通常販売が可能となった。産学が連携してハイブリッド種の本格的な生産から販売までを実現したのは世界初。人工種苗による養殖で天然資源を消費することなく、必要な量を一定の品質で供給できる取り組みとしても注目を集めそうだ。