価格動向が注目されるタコ(23日、雄武漁協市場)
春漁を迎えた北海道産タコの製品相場が不透明感を抱えている。新型コロナウイルス感染拡大で消費動向に加え、アフリカ産の水揚げや欧州勢の買い付け動向など不確定要素が存在。加工流通筋は需給構造の先行きが読めず手探り状態。一昨年の高騰に比べ落ち着いた相場で推移してきたが、アフリカ夏漁の動向次第では道産タコの引き合いが強まるとの見方も出ている。