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新聞記事

【再起へ】厚岸湖内漁業、生産回復へ全力

2012年01月01日

じょれんを手に、砂の島でアサリを掘る上野清司さん(昨年12月、厚岸湖)

 肌を突き刺す冷たい風が吹く、師走の厚岸湖。先人達が築き上げてきた湖内漁業の歴史が津波によって一瞬で奪われた〝あの日〟から9カ月。太陽から降り注ぐ朝日は、雲に遮られることなく湖で働く漁師を照らしていた。アサリ漁場の復旧やカキの水揚げ。湖内は再生のステップを着実に歩んでいる。

 「為せば成るとはこのことだ」。厚岸漁協の上野清司さん(75)は、砂で形作られた小島に立ち、前を向いた。

 砂の小島は湖内に点在する。その数、526個。浜ではそれを「アサリ島」と呼ぶ。何十年もの間、各漁業者が島を整備。砂山の中に生息するようになったアサリを漁獲している。

 上野さんの島の広さは他の島と同様900坪。手塩に掛けて築き上げてきた島は、アサリが豊富で、毎年の漁獲シーズンが待ち遠しかった。

 しかし、大津波のあの日、自慢の島はたった1日で姿を変えた。砂が流出し、地盤が見えるほどに。島の3分の2がアサリもろとも流されていた。その光景を前に、上野さんは立ち尽くした。

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2012年01月01日付)

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