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新聞記事

特集一覧

掲載日:2022.11.21

古宇郡アンコウ、序盤水揚げ順調

荷揚げされたアンコウ(11月11日、神恵内漁港)


 古宇郡漁協神恵内地区のアンコウ刺網は順調な水揚げで滑り出した。2軒が操業し日量合計は1~2トンで推移。山森漁業部の山森淳代表は「出だしは順調」と話す。
 11月上旬に操業を開始した。古宇郡漁協の担当者は「神恵内は昨年に比べても多い感じ」と説明。市況はキロ400~200円とやや伸び悩んでいる。


掲載日:2022.11.21

岩手コンブ天然干し2.6倍43トン


 岩手県産天然干しコンブの今季入札会が15日、宮古市の県漁連北部支所で開かれた。8漁協が計43トン(前年比2.6倍)を出荷。海況に比較的恵まれ、10トン台に落ち込んだ過去2年の記録的不漁を脱した。地区別の出荷量は下閉伊28トン(前年比9.3倍)、九戸15トン(同9%増)。例年に比べ、2~3月に冷水が停滞した影響で繁茂状況が良かった。ただ、東日本大震災前(2006~10年)平均値の2割程度の漁模様で、入札は3年連続で1回のみとなった。落札価格はほぼ前年並み。最高値は小子内浜漁協産採りマコンブ(ま)2等の10キロ1万8090円だった。


掲載日:2022.11.21

釧路・根室管内の漁業・水産会社100社合計3年ぶり増


 株式会社帝国データバンク釧路支店が集計した釧路・根室管内の漁業・水産会社の2021年度売上高ランキングは、釧路市の株式会社マルサ笹谷商店が12年連続のトップとなった。上位100社の売上高合計は03年度の集計開始以降最少だった前年度比8.5%増の1968億4700万円と3年ぶりに前年度を上回った。安定した仕入れルートの確立で原料を確保し、ホタテやウニ、カニなど巣ごもり消費で底堅い需要に対応、相場の高騰も加わって約7割の企業が前期比増収となった。


掲載日:2022.11.21

フーディソン、福島・常磐産を訴求

常磐もののヒラメ使用の食べ比べ丼


 株式会社フーディソンは5~18日、福島県と連携し「ふくしま常磐ものフェア」を開催した。東京都内の運営店舗「sakana bacca」2店舗(豪徳寺店、新橋店)で県産の鮮魚やそれを使用した丼を販売。プレゼント企画も実施するなど消費者に向け県産品の魅力を訴求した。ヒラメやホッキ、メヒカリ、タチウオなどの常磐ものを鮮魚で販売したほか、それらを使用した刺身セットを展開。またヒラメを使用して刺身や漬け、炙りの3種類を楽しめる食べ比べ丼を限定品として提供。県の地酒も取りそろえるなど多方面から福島の魅力を伝えた。メヒカリを使用した焼きかまぼこのプレゼント品も用意した。


掲載日:2022.11.21

北海道二海サーモン、地元生産の種苗を初投入


 八雲町とひやま漁協熊石支所サーモン養殖部会が取り組む「北海道二海サーモン」の海面養殖で15~18日、2023年春に迎える4期目の水揚げに向け、幼魚1万尾を熊石漁港内のいけす2基に投入した。22年は八雲町熊石サーモン種苗生産施設で育てた幼魚を初めて活用している。


掲載日:2022.11.21

秋田県産アマダイ、3年前から入荷急増-東京・豊洲市場-

入荷したアマダイ(上が山口県産、下2尾が秋田県産)


 秋田県産のアマダイは築地から豊洲市場に移転した翌年の2019年から入荷量が大きく増えている。アマダイの主要産地は石川県、富山県、山口県、福岡県、長崎県だが、海水温の上昇で近年は秋田県沖でも漁場が形成されている。ただ、卸値は山口県や九州勢がリード。仲卸業者は「秋田県産よりも脂が乗っているため」と話す。


掲載日:2022.11.21

工業扇や薪ストーブ導入でコンブ乾燥を効率化


 利尻漁協沓形地区でコンブ養殖を営む中辻清貴さんは、乾燥施設に薪ストーブや工業扇などを導入、乾きむらを改善したほか乾燥の効率化を図り燃料費の削減につなげている。台車にコンブを並べるなど乾燥前の準備で使う併設の大型施設も改良、来季から一部を乾燥スペースとして活用し1日の生産能力を上げる構想を示す。


掲載日:2022.11.21

ハケタ水産が県漁連平内加工場を取得


 青森県平内町の株式会社ハケタ水産(八桁由悦社長)はこのほど、県漁連(松下誠四郎会長)の平内加工場を取得した。12月1日から平内工場として事業承継する。この加工場では製品ベースで年間約500トンのベビーが生産され、同社の購入割合も多く占めていた。八桁社長は「今後も製品の品質向上と安定生産に全力を尽くしたい」と語っている。


掲載日:2022.11.14

知床・ウトロ 新風吹く

魚料理店「OYAJI」の外観


 ウトロ漁協所属で定置網漁を営む有限会社協和漁業部(古坂彰彦代表)は、加工販売に乗り出す。併せて魚料理を専門に提供する飲食店を15日に開業。多角的に自船「第二十八栄宝丸」で水揚げした魚介類の付加価値向上に取り組んで、定置経営の持続安定、前浜・知床産の消費拡大を目指す。


掲載日:2022.11.14

噴火湾ホタテ、規制続き生鮮出せず


 噴火湾東部・北西部のまひ性貝毒数値がいまだに下がらない。自主規制を解除できない状況に各漁協や加工業者は気をもんでいる。ここ数年、韓国向け活貝にシフトしている室蘭漁協では、例年11月に始まる出荷を見送っている状況。贈答用など年末需要で引き合いの強い3年貝も生鮮流通できず、関係者は早期の解除を願っている。


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