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新聞記事

特集一覧

掲載日:2023.06.05

オ海歩留まり上昇、良型の気配

猿払村漁協のホタテ荷揚げ作業(5月31日、浜鬼志別漁港)


 オホーツク海沿岸の本操業が6月から本格的にスタートした。北部は猿払村が日産400トン、宗谷が380トン前後の水揚げ。歩留まりは各地上がっており、5月時点ですでに10%を超えている状況。アソートは3S中心の地域も出始めており、昨年に続き3S前後が中心サイズとなるもよう。浜値はキロ100円台中盤から後半と好値を付けている。


掲載日:2023.06.05

イカ釣漁打撃深刻


 北海道日本海沿岸などのイカ釣漁で、クロマグロの来遊増が要因とされるイカの漁獲減や漁具被害に歯止めが掛からない。道水産林務部では2021年漁期を皮切りに漁業者対象の被害実態調査に着手し対策を進めるが、決め手を欠く。道の調査(2カ年)によると、漁具・漁獲物の被害額は合計1億8711万円。ただ報告件数が限られ、着業者は「調査結果が提出された分の被害額だけ。ほんの一部に過ぎない」との見方を示す。


掲載日:2023.06.05

いぶり中央かご漁 昨年上回る水準


 いぶり中央漁協のかご漁はエビが昨年を上回る水準で推移している。5月29日現在でナンバンは前年同月比2.2倍の5.4トン、ボタンは2.1倍の1.7トンと増えている。3月にスタート。金額はナンバンが1.8倍の654万円、ボタンが1.9倍の819万円と伸びている。キロ平均単価はナンバンが18%安の1219円、ボタンが12%安の4807円。着業者からは市況の下振れを憂慮する声が上がった。


掲載日:2023.06.05

健康志向総菜として国産小サバのハンバーグで訴求


 株式会社阿部長商店(宮城県気仙沼市、阿部泰浩社長)は、国産の小サバを原料に活用した「大船渡港町のととバーグ」を発売した。肉のハンバーグに比べ、カロリーや脂質は半分以下。ジューシーな食感を楽しみながら、1日に必要なオメガ3脂肪酸を摂取できる健康志向の総菜として訴求する。自宅で手軽にプロの味を楽しめる「ビストロ三陸」シリーズの第2弾として企画。味はデミグラスソースとてりやきソースの2種類を用意した。ととは幼児語で「おさかな」。同社は「肉のような食感が味わえるハンバーグ。子どもから高齢者まで幅広い世代にぜひ味わってもらいたい」とPRする。


掲載日:2023.05.29

内販強化が焦点-全国ホタテ取引懇談会-


 ホタテの新物商戦を展望する一般社団法人北海道水産物荷主協会(根田俊昭会長)主催の第29回全国ホタテ大手荷受・荷主取引懇談会が23日、京王プラザホテル札幌で4年ぶりに開催された。昨年並みの供給量が見込まれる冷凍ボイルは玉冷やベビーの製品高を背景に順調な消化が期待される一方、玉冷は米国の景気後退に加え福島第一原発処理水放出後の輸出環境に不安感が強く、内販強化を見据えた価格修正を望む意見が示された。


掲載日:2023.05.29

人気の道産、漁獲回復期待-エビ特集-


 刺身、すし種をはじめ和洋中さまざまな料理に使われ、人気素材のエビ。世界各地で養殖も盛んに行われ、市場は緩やかな成長が見込まれている。天然の北海道産は2016年以降減産傾向を示し、資源回復が懸案の様相だが、量販店や飲食店などの集客商材として需要は健在。各浜では資源保護、鮮度・衛生管理などに注力している。


掲載日:2023.05.29

道産ヒラメ、キロ1000円以下で値ごろ感-東京都・豊洲市場-


 東京都・豊洲市場の北海道産活じめヒラメ消流は卸値がキロ千円以下と値ごろ感が強い。仲卸業者は「安く入荷でき、拡販しやすい。量販、飲食など引き合いは十分ある」と商機を強調。組成は2キロ前後が主体。サイズが近い千葉県産も入荷がまとまっているため、両者を比較しながら商材を決めている。


掲載日:2023.05.29

ホタテ養殖 より大きく甘く

殻長13センチ。大粒の貝柱を口に含むと甘みが際立つ


 宮城県女川町飯子浜でホタテ養殖を営む長瀬辰哉さんは浜の温かさを励みに生産意欲を高めている。東日本大震災の津波で家族や家を失ったが、周囲に支えられ再起。「今度は自分が誰かの力になりたい」と奮起する。宮城大に漁場環境の調査や貝柱の成分分析を依頼。より大きく、より甘みの強いホタテを作り、浜独自のブランド構築に生かす考えだ。


掲載日:2023.05.29

宮城 乾のり共販額54.9億円


 宮城県産乾のり「みちのく寒流のり」の2022年度共販実績がまとまった。数量は前季比29%増の3億3826万枚で、1枚当たりの平均単価は同62%高の16円23銭。国内最大産地の九州・有明海の記録的な不作に伴う高単価を受け、金額は同2.1倍の54億9143万円に達した。一方、のりメーカーは値上げを余儀なくされ、消費者離れが進む懸念もある。


掲載日:2023.05.29

上ノ国地区のホッケ、サイズは大ぶりの傾向

水揚げされたホッケ。良型が多い(5月18日、石崎漁港)


 ひやま漁協上ノ国地区のホッケ刺網は、順調な漁模様で推移している。日量400~500キロを水揚げ。着業する市山智敏さんは5月10日に開始し、「ハシリからまずまず」と話す。石崎漁港を拠点に操業。11月末まで漁を行う。市山さんは「本来なら5月はそれほど多くホッケが掛からない」と説明。「水温は13度と低いが、来遊が例年に比べ早い」と続ける。


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