電子版 電子版サンプル

新聞記事

特集一覧

掲載日:2024.03.11

新鋭鮮魚店、ネットワーク形成


 経産省の商業統計によると、全国の鮮魚小売業専門店の数は1994年の約2万5千軒から20年間で約7520軒に減少している。効率化や低価格化を追求した量販店が台頭する中、札幌市内では若手経営者による鮮魚専門店の新規開業が相次ぎ、ネットワークを形成。若年層をターゲットにSNSを駆使した販促キャンペーンを展開するなど相乗効果を創出しながら、それぞれが地域に根差し、対面ならではの魅力とともに固定概念にとらわれない「魚屋」の楽しさを訴求している。


掲載日:2024.03.11

岩手イサダ73トン初水揚げ

大船渡市魚市場に初水揚げされたイサダ


 三陸沿岸で4日、イサダ(ツノナシオキアミ)漁が始まった。初日は岩手県で計73.7トンを水揚げ。1キロ当たり90~82円(平均87円)で取引された。沿岸域への親潮系冷水の波及が弱く、漁業者からは「群れが薄く、数も少ない。あまり期待できなそうだ」との声も。今季はシケの影響で休漁となる日も多い。厳しい漁模様が予想される。


掲載日:2024.03.11

ホタテ、イカ不振 養殖サーモンは伸長-青森県の2023年漁獲量-


 青森県が公表した2023年の県海面漁業調査によると、年間漁獲量は前年比11.3%減の11万7029トンにとどまり、統計を取り始めた1958年以降で最低だった。過去最低の更新は4年連続。養殖サーモン(ニジマス)やタラが好調だった一方、主力のホタテやスルメイカ、サバが振るわなかった。漁獲金額は同4.0%減の378億1459万円だった。


掲載日:2024.03.11

株式会社鮮魚問屋、小樽に鮮魚料理店


 伊達市の株式会社山村水産加工(山村貴美恵社長)グループ・株式会社鱗魚問屋(山村圭吾社長)は、小樽市堺町に海鮮料理店「問屋食堂」(電話0134・65・7757)=写真=を開設し、飲食店経営の新規事業に乗り出している。食材となる魚介類の調達力を生かし、伊達・胆振産をはじめ北海道産のウニ、いくら、ホタテ、ホッキなどを丼物、刺身、焼き物で提供。国内・海外からの団体、一般旅行者、修学旅行生らに北海道産魚介類の味わいを発信していく。


掲載日:2024.03.11

FOODEX JAPAN 2024 来場者多数


 アジア最大級の国際食品・飲料展「FOODEX JAPAN 2024」(日本能率協会主催)が5~8日、東京ビッグサイトで開催された。世界68カ国・地域から2800社を超える企業らが出展して最新の食品・飲料を紹介。日本国内だけでなくアジアをはじめとした世界各国からバイヤーが来場し、さまざまな言語が飛び交うなか活発な商談を繰り広げていた。


掲載日:2024.03.11

利尻・中辻さんら大臣賞-全国青年・女性漁業者交流大会-


 全漁連は6~7日、「第29回全国青年・女性漁業者交流大会」を東京都のホテルグランドアーク半蔵門で開催した。5部門に29組の各都道府県代表者らが資源管理や流通拡大、地域活性化など浜で取り組んでいる活動内容や成果を報告した。最終審査を経た表彰では、最高賞にあたる農林水産大臣賞に利尻漁協の中辻清貴さんら5組が選ばれた。


掲載日:2024.03.11

日高西部毛ガニ薄漁、操業に苦心


 1月下旬に始まった日高西部海域(門別~冬島)の毛ガニ漁は低調な水揚げで折り返した。資源量の低下で許容漁獲量の当初配分自体が過去最低。薄漁を映し、浜値は近年にない高値に付いているが、餌代や燃油代などのコストが重く、着業者は今季も出漁日数を抑えて漁獲効率を高めるなど操業に苦心している。


掲載日:2024.03.11

寿都町ニシン増産傾向

ニシンの荷揚げ作業(3月1日、寿都漁港)


 寿都町漁協のニシン刺網は操業隻数が昨季の1隻から今季は5隻に増えている。水揚量は2月が前年同期比約11.6倍の35トンと増産傾向を見せている。


掲載日:2024.03.11

湧別の養殖カキむき身終盤戦


 サロマ湖内の養殖カキは、湧別漁協の水揚げが終盤戦に入った。2月は結氷遅れで出漁できない着業者が増えたものの、氷の厚みが増した3月頭からスノーモービルを稼働させ1年カキの水揚げを再開。2年カキの付着物除去に手間取り1年カキの水揚げがずれ込んだ漁家もあり、最後の追い込みをかけている。一方一時的な出荷減でキロ3千円の高値を付けた浜値は、出荷量が日量1トン前後に戻り1300円と安値に振れている。


掲載日:2024.03.11

南かやべ漁協養殖施設が大シケ被害


 道南白口浜では1、2月と立て続けに発生した大シケにより養殖施設が被害を受けた。主産地の南かやべ漁協は着業軒数の多い尾札部など各浜で根尾綱や土俵といった施設損壊に加えコンブの絡まりや脱落も発生。「団子状態の施設もあった」(着業者)。浜では土俵の投入など施設復旧を優先的に進めたほかコンブの移植にも取りかかり回復を図る。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る