えさん漁協の養殖はミツイシの生産が終了、促成マコンブの水揚げ・製品化を進めている。日浦と尻岸内は1月の低気圧で大幅に脱落したものの、補殖(予備のコンブ)などで復旧。両地区の部会長は「昨年並みの数量になるのでは」と予測する。一方、全般的に穴開きが例年より早く発生。2番切りがとれず、「減産見通し」という浜もある。
宗谷漁協のナマコけた引漁が不調だ。資源量が少なく加えてシケで操業できない日が多いためで、浜値も前年よりキロ1000円ほど安値で推移。着業者の表情も曇りがちだ。
網走漁協のタコ箱漁は7月頭から好転、1隻日産1~1トン半と好漁だ。サイズは1尾10キロ前後が主体。6月まで苦戦した着業者は盛漁期の増産に期待を寄せている。
戸井漁協汐首地区でブリ一本釣りがスタートしたが、着業者は「出足は低調」と口をそろえる。ことしは兼業する天然コンブが薄生いのため、ブリの水揚げ好転に期待している。
小規模ながらも動いていたオホーツク産の玉冷輸出は、この約1カ月間でほぼストップした。高騰している製品価格はキロ3300円前後で推移し、円高基調が一層拍車を掛け、流通環境は最悪の状態。「年間1万トンの輸出目標には到底及ばないペース」(流通業者)で、浜値は先週から下げ相場に転じている。
稚内漁協のナマコけた引夏漁は好調だった春漁から一転振るわない。日産ノルマ達成に操業時間ぎりぎりまでかかる船も多い。浜値は前年より1000円ほど安い2000円台半ばで推移している。
網走漁協のエゾバフンウニが好値を付けている。雑海藻が例年以上に繁茂し水揚げが伸びないため。昨年同時期と比較し大折の浜値は1枚当たり50%高の2000~1800円と堅調だ。
道南の本場折浜で促成の水揚げ・製品化が最盛期を迎えている。実入りや葉長、葉幅といった生育面は地区や施設でばらつき。7月上旬現在、毛(ヒドロゾア)などの目立った付着もない。
島牧漁協のナマコ胴突き漁は、胴突きの先端部分(ヤス)にイカ釣りの擬餌針・イカ角(一本針)を装着し、ナマコを引っかける漁具=写真=が普及している。従来のヤスのように先端が鋭利ではなく、身に大きな傷が付きにくい。考案者の泉澤孝成さんは「規格外が大幅に減った」と話す。
大手水産会社の株式会社極洋(今井賢司社長)は12日、道内の取引先で組織する北海道極洋会を札幌市で開き、今期の事業方針を説明した。新体制の下、水産商事事業を基盤に新工場を活用した食品事業や生産から販売まで一気通貫の鰹鮪事業の拡充強化を図り、「魚に強い総合食品会社」の構築を着実に進めていく。