根室海峡のけた引は、1月にシケが多く苦戦を強いられたが尾岱沼漁港水揚げ分の3海域で日産200~230トンの水揚げ。2月1日から2海域が加わり、計5海域で日産300~350トンを見込んでいる。浜値は活貝の仕向け次第で変動するが高値キロ300円台前半~200円台後半で推移している。
いぶり中央漁協(松田嘉邦組合長)が建設を進めていた登別製氷・貯氷工場と白老砕氷工場がこのほど竣工した。製氷・貯氷工場は自然環境に配慮した日本初の百パーセント脱フロン設備を備えた。
北海道産毛ガニは、全域で資源量が低下し、今季、各海域とも許容漁獲量が大幅に削減されている。実際の水揚げも振るわず、浜値はロシアとの密漁・密輸防止協定発効以降の上昇が続いている。ただ、減産幅が大きく漁獲金額は前年割れの状況。一方、消流をめぐっては品薄高騰が顕著だった小サイズが太平洋で漁獲割合が多くなり鈍化の兆しも見られ、3月解禁の主産地・オホーツクの組成、価格形成が焦点になる。
噴火湾で水揚げされる加工貝(2年貝)の今季出荷量は、渡島管内6単協といぶり噴火湾漁協を合わせた7単協合計で6万1550トンを計画している。大量へい死に悩まされた昨季と比べ4.5倍、約4万8000トンの大幅な増産。平年並みの水揚げに近づく見通しだ。
標津町の株式会社北海永徳(永田雄司社長、電話0153・82・3963)は、近年風蓮湖や尾岱沼前浜で好漁の別海産ニシンを使った酢漬け「しめにしん」=写真=を商品化した。ニシン本来のうま味を引き出す調味などを追求。道内大手量販店などで取り扱いが始まり、今後、展示商談会にも出展し、販路拡大へ売り込みをかける。
佐呂間町の株式会社森機械製作所(森光典社長)は、殺菌機能を搭載した新型カキクリーナーを開発した。泥汚れだけを洗浄する従来のタイプとは異なり、洗浄と同時に殺菌、消臭を施す優れもの。食の安全を徹底追求した全国初の新技術を取り入れている。
西網走漁協の氷下引網漁が出足好調だ。ワカサギは網数を減らし日産3トン程度に抑えた水揚げ。着業者は「好漁がいつまで続くのか気になるところ」と今後の推移を見守っている。
道JF共済推進本部(福原正純本部長)は23日、札幌市の京王プラザホテル札幌で全道推進委員長会議を開き、昨年12月末加入実績を踏まえた年度末までの方針、2018年度の推進事項などを示した。引き続き、全戸訪問活動などを実施し、チョコーの目標必達と保有保障金額の減少歯止めなど事業推進に取り組んでいくことを確認した。
風蓮湖で操業する根室湾中部漁協の氷下待網漁がスタート、22日に初水揚げした。ハシリは網入れと並行して水揚げも行いチカが主体。今後徐々に漁本番を迎えていくが、着業者からは「昨秋に魚が見えなかった。こういうシーズンは氷下待網も良くない」と先行きを心配する声もある。