北海道産毛ガニは、全域で資源量が低下し、今季、各海域とも許容漁獲量が大幅に削減されている。実際の水揚げも振るわず、浜値はロシアとの密漁・密輸防止協定発効以降の上昇が続いている。ただ、減産幅が大きく漁獲金額は前年割れの状況。一方、消流をめぐっては品薄高騰が顕著だった小サイズが太平洋で漁獲割合が多くなり鈍化の兆しも見られ、3月解禁の主産地・オホーツクの組成、価格形成が焦点になる。