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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2018.10.29

玉冷、内販に陰り/原貝小型化で供給量伸びず

 北海道内のホタテ水揚量が増加する中、焦点となった玉冷の消流は米国輸出の鈍化で内販に力を入れる年となった。シーズン当初から下方修正された製品価格に割安感が生じ順調にスタート。量販店でも消費が進み、課題とされた1万トンの内販消化も現実味を帯びている。ところが夏場以降、雲行きが怪しい。原貝の小型化で供給量が伸びず製品化の遅れが相場を押し上げている。


掲載日:2018.10.29

ロ産マス子存在感増す、原料難で産地加工も新規参入

 日本産秋サケの不漁などで昨年来、回転ずしを中心に国内のいくら市場を席巻しているマス子。今季もロシアの漁獲量が約50万トンと好漁となり、商社筋が買い付けに積極姿勢。秋サケの水揚げ不振で商機をにらんで、主産地の加工大手もマス子の製造に新規参入するなど存在感を増している。


掲載日:2018.10.29

66%増の4万6024トン/道東サンマ終盤

昨年を大きく上回る水揚げのサンマ(3日、花咲港)

 道東沖のサンマ漁が終盤に入った。漁業情報サービスセンター道東出張所のまとめによると、10月20日現在で道東4港(花咲・浜中・厚岸・釧路)合算の水揚げは前年同期比66%増の4万6024トン。大型船中心に本州への荷揚げも増えている。主漁場は公海に形成され好調な漁模様。組成は漁期中盤から小型で推移している。


掲載日:2018.10.29

オートシェラー導入/マルカイチ水産

9月に導入したオートシェラー。将来的に4~5台で24時間態勢を目指す

 人手不足が叫ばれる水産加工業界で、省力化につながる機械化の動きが加速している。9月下旬に紋別市のマルカイチ水産(株)(片山裕一社長)が(株)ニッコー(釧路市)製ホタテ自動生むき機「オートシェラー」を導入した。片山社長は「将来的に4~5台で24時間態勢の稼働を目指し生産性を上げていきたい」と展望する。
 経済産業省の「ものづくり補助金」に採択された。北海道では湧別漁協に続き2カ所目、民間企業としては初導入。「労働力確保に先行き不透明感があり、機械化できる部分でチャレンジした」という。


掲載日:2018.10.29

昨年比3日増の33日操業/歯舞漁協

 歯舞漁協の今季のコンブ漁が21日に終漁した。夏コンブは7月10日に解禁し累計操業日数は33回で昨年比3回増。柿本康弘昆布漁業部会長は「1日の採取時間が長かった。元看守人が良い判断をしてくれた」と振り返る。
 代表元看守人の渡辺健一さんは「全地区の模様が良くなければ出漁できない中で、安全第一を最優先に考え判断した」と強調する。
 8月末まではカギ採りでナガを採取。今年は流氷被害がなく全般的に繁茂良好で、比較的船は散らばって操業。長山吉博さんは「個人的には良い水揚げができた」と笑顔。一方で「実は徐々に入ったが、細くて歩留まりは悪かった」と話す。


掲載日:2018.10.22

秋サケ不漁下の浜値下落

低来遊、小型化と資源動向に不安が増す秋サケ

 北海道の秋サケは2年連続で5~6万トン規模の凶漁となる様相を呈している。今季は浜値も下落し、定置業者を直撃。加工業者も原料確保と価格形成に苦戦を強いられている。消流は価格が空前の高値となった昨年に比べ下方修正で旬の生鮮消費は伸長している一方、売り場を輸入物に奪われたいくらや親の通年商材は高コストの昨年産在庫も足かせとなり、不透明。売り場回復に向け、手探りの商戦が続いている。


掲載日:2018.10.22

釧路市東部漁協 市・町内会と合同販売会

 釧路市東部漁協は、釧路市と町内会が連携して行う合同販売会「しらかば青空マーケット」に参加、その日水揚げしたばかりの鮮度抜群の鮮魚などを販売している。


掲載日:2018.10.22

羅臼漁協スルメイカ苦戦 サイズも小ぶり

船外機船で漁獲したスルメイカ(16日、羅臼漁港)

 羅臼漁協のスルメイカは今季も苦戦を強いられている。釣り、定置とも振るわず、不振だった昨年をさらに下回る水揚げ状況。サイズも小さいという。


掲載日:2018.10.22

ニッコーホタテ原貝自動供給システム ロボット大賞で中小企業庁長官賞受賞

 第8回「ロボット大賞」で、釧路市の株式会社ニッコー(佐藤厚社長)が開発したホタテ貝柱自動生むきロボット「オートシェラー」を中核とする水産加工システム「オートシェラー原貝自動供給システム」=写真=が中小・ベンチャー企業賞(中小企業庁長官賞)を受賞、17日に東京ビッグサイトで表彰された。


掲載日:2018.10.22

ジェトロ北海道 豪と水産交流推進

 ジェトロ北海道は、在札幌オーストラリア領事館、道経済産業局と共同でオーストラリア・タスマニア州と、釧路・根室両管内を中心に北海道との水産加工産業交流を進めている。水産資源などが北海道と類似し、原料調達先や加工機器の販路、企業連携などの可能性に着目。11月には同国から視察団を招へいし、札幌市と釧路市で道内企業との情報・意見交換会を開催。新たなビジネス創出への契機につなげていく。


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