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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2019.02.04

昨年の昆布輸出 14%増460トンに回復


 財務省の通関統計によると、2018年の食用干し昆布の輸出数量は前年比14%増の460トンと回復した。全体の6割を占める主力の台湾が同3割増となった。キロ平均単価は全体で同8%高の1766円。上昇傾向が続いており、昨年は10年前の09年と比べると34%高。商社筋は「道産昆布の価格上昇が根底にある」と話す。


掲載日:2019.02.04

ナマコ種苗量産へ 石狩湾に生産拠点 

北海道石狩湾で建設が進むナマコ種苗生産施設


 ナマコの大規模種苗生産施設が今春、石狩湾に竣工する。青森市の株式会社あうら(川越真実社長)が経営主体となり、札幌市のISF株式会社(澤井昌子社長)が西日本で実績を持つ「世界初の薬剤を一切使わない技術」という種苗生産・育成方法を導入し、30ミリ以上の稚ナマコの量産・販売を目指す。北海道産ナマコの資源維持・増大に寄与するとともに、ナマコの口腔保健機能食品の実用化・普及に向け、原料の安定調達につなげていく。


掲載日:2019.01.28

羅臼冬漁、マダラ好調スタート

マダラの荷揚げ (23日、羅臼漁港)


 羅臼漁協のマダラは今年、昨年を大幅に上回るスタートを切った。23日現在で数量は前年同期比3.6倍の1075トン、金額は同2.5倍の3億1300万円と伸長。ただ「漁は徐々に減っている」との声もある。
 前浜で操業する刺網業者は「開始直後の漁が良かった」と話す。序盤は「たまり魚」が獲れ初日は400箱。2日目も同量程度を揚げた。「たまり魚は、その年で漁に良しあしがあるが、今年は昨年より揚がった」と話す。ただ3日目から徐々に減り、5日目には100箱獲るのも厳しい状況に。「今は50箱まとまるのも大変」と減少傾向で推移している。


掲載日:2019.01.28

タコ空釣縄 2.4倍の7500万円


余市郡漁協のタコ漁が好漁だ。特に昨年10月に始まった空釣縄はハシリから好調で、漁がまとまれば1隻当たり約1トンを水揚げ。一方、浜値も昨年を上回り、金額を伸ばしている。
 約14隻が操業。昨年4月から1月11日までの水揚げ(いさり漁含む)は数量が前年同期比72%増の155トン、金額は約2.4倍の7500万円、キロ平均単価は40%高の483円。


掲載日:2019.01.28

「昆布大使」講師に食育研修


 道女性漁業士の食育研修会が18日、札幌市の第2水産ビルで行われた。日本昆布協会の消費拡大事業をサポートする「昆布大使」の金子由美さんが講師を務め、美容・健康効果などを解説したほか、8種類のだしの飲み比べも実施。コンブ産地を中心とした参加女性漁業士らは成分含有量やうま味の相乗効果などについて知識を深めた。


掲載日:2019.01.28

噴火湾加工貝、大量へい死で7割減産

出荷されている加工貝


 加工貝(2年貝)の大量へい死が発生している噴火湾の今季計画量は、7単協合わせ21000トンと試算された。昨季実績比67%減と低水準で、一昨年に近い数量まで落ち込む見通し。渡島6単協は長万部、落部が4千トン台、ほか4単協は2千トン前後に下方修正。出荷は2月以降本格化する。


掲載日:2019.01.28

サロマ湖カキ浜値、大幅に下落

サロマ湖産カキのむき作業(22日、湧別漁協芭露地区)


 道産カキ主力のサロマ湖では、1月の浜値がむき身で昨季の半値に近いキロ千円に下落した。昨年末から出荷量が増えたことに加え、他産地起因の食中毒発生に伴う末端の買い控えが影響。19日以降は回復基調で1900円に上昇したが需要最盛期の消費低迷に関係者は苦悩。今後のインバウンド需要に期待を寄せている。


掲載日:2019.01.21

マダラ各地で浜値軟調

軟調な値動きの活じめ(11日、札幌市中央卸売市場)


 商戦が後半戦に入った北海道産マダラ。今季は「礼文島の水揚げが好調なのが特徴」と複数の関係者が指摘。特に昨年内は札幌市場の卸値が弱含みになるなど「他産地の浜値や消流動向を左右している」と示す。一方、日ロ地先沖合交渉が昨年内に妥結せず、継続協議となっており、加工筋を中心に今後の需給に影響を及ぼすという観測も出ている。


掲載日:2019.01.21

釧路市の北海食品、いくら アジア市場開拓

厚生労働省の対米HACCP認定を取得したいくら・すじこ専用の第3工場


 釧路市の魚卵メーカー・北海食品(株)(佐久間章社長、電話0154・57・2339)は、アジアなど海外市場へのいくらの輸出に乗り出している。昨年1月末にいくら加工で厚生労働省の対米輸出水産食品取扱施設の認定を取得し、新規取引先の獲得に加え、自社独自の直接ルートも確立。今後も需要伸長が見込まれるアジア圏を中心に海外戦略に取り組んでいく。


掲載日:2019.01.21

仙鳳趾のホッキ終漁

前年を若干上回る水揚げとなったホッキ(昨年11月)


 昆布森漁協仙鳳趾地区のホッキけた引漁が12月に終漁した。加藤博士ホッキ桁網部会長は「日数は前年並みを確保。水揚げも前年を若干上回った」と振り返る。6人が着業。1隻に2人が乗り組む3隻体制で操業。10月3日にスタートしたが同月15日のコンブ終漁後に本格化した。累計操業日数は57日。「12月に入ってから風の吹く日も多かったが序盤はナギが続いた。まずまずの累計操業日数で終えられた」と話す。


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