利尻漁協の天然コンブ漁は23日、仙法志・沓形両地区を皮切りに操業が始まった。今年は島全般的に繁茂状況が悪く、生産量は同漁協全体で昨年実績(183トン)を大きく下回る見込み。同日出漁した仙法志地区の佐々木隆敏さんは「これだけないのは記憶にない」と厳しい表情を見せる。
陸上養殖プラントのジャパンマリンポニックス株式会社(岡山県玉野市、内尾義信社長、電話0863・33・0120)が、廃校のプールを夏季限定で使うヒレナマズの低コスト養殖を始めた。新見市で6月に約1万尾を池入れし、半年で育てて秋に全量出荷する。小規模投資で管理も容易な事業として、漁業者や自治体に参画を呼び掛けている。
岩手県山田町の三陸やまだ漁協(菊地敏克組合長)は21日、山田湾で手がける養殖トラウト「岩手三陸やまだオランダ島サーモン」の今季出荷を終了した。今年から導入した自家中間育成の種苗も順調に成育し、計画数(160トン)をほぼ達成する総量155トン。キロ平均単価は920円で、前年より19円高、金額を1億4200万円とした。今季で事業化3年目、同漁協は「ブランドに対する認知が定着してきた」と手応えを示す。県内の海面養殖では一番早い4月13日に水揚げを開始。冬場の予想外の低水温で餌の摂食が鈍り初日は小ぶりな魚体が多かったが、出荷開始後は心配された水温の急激な上昇もなく順調に成育。水温は昨年より2、3度低く推移し、水揚げ期間を短縮することなくほぼ予定通りに出荷した。
食品宅配サービスを手掛けるオイシックス株式会社は23日、石川県穴水町が開発した新メニュー「あなみず餃子」の販売を始めた。イカを原料とした魚醤「いしる」を使用して既存品と差別化された餃子は、新たなご当地グルメとして注目されそうだ。看板商品を掲げて同町を知ってもらう機会とし、継続的な観光誘客や現地体験にもつなげていく。
札幌市中心部に構える「うに専門店 まるかわ」(電話011・600・6674)は、根室市の加工卸・株式会社マルカワ川村水産(川村勇社長)から直送のウニを看板にした海鮮居酒屋。記念日など「年1回の行事」だけではなく、「月1回の自分へのご褒美」など日常の延長線上でウニを楽しんでもらう場所が店づくりのコンセプト。新しい味わいの創作料理も取りそろえ、手に届くぜいたくを提供している。中央区南3条西4丁目8の1の浅野ビル3階に6月にオープン。カウンター6席、旅館のようにくつろげる座敷席32席で大人数の宴会などに利用できる大広間=写真=と接待や会食などにも最適な個室を備えている。
余市の浜で今、新たな活力が芽吹いている。前浜の魅力を伝える直売所を開設した漁業者の妻と、女性競り人として一歩を踏み出した漁協職員。立場は異なっても地域の水産業を盛り上げたいという同じ思いを抱き、未来を切り開こうとする進取果敢な姿に注目が集まっている。
留萌管内で稚貝の仮分散が始まった。付着は各地良好で必要量を十分確保できる見通し。開始時期が早い漁協は小型のため1分の目合いで採取。今年も高水温が心配され昨年同様に中断する可能性もあることから速やかに開始している。
えさん漁協で促成マコンブの収穫・製品づくりが最盛期に入っている。6月のシケで一部施設が被害を受けたものの水揚げはおおむね順調に進行。各地区部会長によると昨年に比べて珪藻の付着が少ない一方、施設に雑海藻が多く繁茂し実入りに影響している場所もあるという。
南かやべ漁協木直地区で定置漁業を営む有限会社ヤマダイ尾上漁業部(尾上大輔代表)が昨年11月から取り組んできたトラウトサーモン養殖は、7月7日と14日に水揚げを行い終了した。幼魚のいけす投入以降へい死が散見し生産尾数は予定を大きく下回ったが、「脂乗りが良くおいしかった」と関係者からの評価も上々。来期はいけすの拡大など飼育環境の改善を図り安定した生産を目指す。
新星マリン漁協のナマコけた漁は、各地順調な水揚げ。1隻の日量は300~400キロ。留萌地区の木下俊明ナマコ部会長(光栄丸)は「資源状況が良く(13日現在で)残り3、4回でノルマに到達する船もある」と話す。一方、浜値は昨年のキロ千円台後半から2千円台中盤まで上昇した。漁期は7月1日~8月15日。漁獲サイズは1尾130グラム以上。許容漁獲量(ノルマ)は1隻3トン。留萌地区(礼受・瀬越・三泊漁港各5隻計15隻)は全体漁獲量36トン、小平地区(鬼鹿漁港7隻)は21トンで終漁する予定。