「ベビースターラーメン」などで知られる菓子メーカー株式会社おやつカンパニー(三重県津市、横山正志社長)は、宮城県気仙沼産のサメ肉を使った期間限定商品「素材市場サメのスナック(から揚げ味)」を開発=写真、6日から東北エリアのコンビニエンスストアで発売開始した。素材は同市の水産加工「株式会社ムラタ」(村田真社長)が供給する。水産資源の有効活用を通し持続可能な漁業を応援するプロジェクトの一環で、両社は同市内の小学校で魚食普及と水産業振興を図る出張授業も行った。
8日解禁した道東沖のサンマ流網漁(10トン未満船)の初競りが9日、釧路港の卸売市場で行われた。根室沖で操業していた広尾漁協やえりも漁協の計4隻が合わせて103.8キロを上場。浜値は最高値が2年連続で過去最高を更新した。 浜値は最高値が160グラム台のキロ44万円(税別)。過去最高だった昨年(キロ25万円)の1.8倍。2年連続最高値で競り落とした釧路市・株式会社マルサ笹谷商店の笹谷剛社長は「質も型も鮮度も良かったので、絶対買おうと思って」とし「きのう(8日)、釧路でサンマの全国会議があって、全国の荷受さまがサンマにかなり期待されていた。今年もたくさん獲れてくれれば」と祈念した。
函館のスルメイカ釣漁は、不漁が続く近年の中でも一層厳しい漁況となっている。例年序盤に操業する青森県小泊沖だけでなく、昨年7月に夜間操業で漁がまとまった同県大畑沖でもイカの来遊がほとんどない模様。解禁から約1カ月半が経過したものの漁が見えず出漁を見送る船もいる。6月1日に解禁したが、ハシリから漁がなく、函館市水産物地方卸売市場の初競りは11日までずれ込んだ。同月単月の市場取扱量(生鮮)は、2005年以降で最低だった昨年(10トン)を下回るわずか2.7トンだった。
ホタテが大量へい死した青森県陸奥湾で、新たな養殖の可能性を探ろうと青森市・平内町・野辺地町漁協が三倍体マガキの試験養殖に取り組む。県の「ホタテ貝等環境変動対応養殖生産体制導入事業補助金」を活用し、青森水産事務所主体の下でホタテ養殖漁業者がさまざまな養殖手法に挑戦。自費でいち早く着手した青森市漁協は、このほど水揚げしたカキを市民に無料配布し一定の成果を得た。関係者は2029年の区画漁業権切り替え前に試験結果を踏まえた早急な免許を切望している。
オホーツク海沿岸の6月末水揚量は、漁場造成を含め前年同期比35%減の5万8430トンとなった。北部が32%減2万6820トン、南部が37%減3万1610トン。歩留まりは9%台~11%前後と昨年より多少高め、アソートは変わらず5S中心。浜値は仕事買いの側面が強くキロ400円台後半~300円台と高値基調、500円を超えた漁協もある。
道漁連は2日、道昆布事業協同組合の総会で、本年度の道内コンブ生産予想を8461トンと発表した。天然の資源状況が厳しく、3年連続で1万トンを割り込み、過去最低だった一昨年並みに落ち込む見通し。昨年実績(9907トン)比15%減で、過去10カ年平均(1万2293トン)に比べると31%下回る。主産地別で促成養殖主体の函館が若干増となる以外は、昨年実績を下回る見込み。
斜里町は今年度、地元買受人や調理人などを対象に「ふぐ処理者認定試験」費用の助成制度を創設した。前浜の定置網などで漁獲量が増加傾向のフグを処理できる資格者を増やすことで、従来地元外に流通している前浜資源の地元での加工、流通を拡大し、価格の安定・向上を図る産業振興策の一環。初年は21人の申請を受理した。一方、処理資格の取得をめぐっては事前講習や認定試験の定員などを課題に挙げ、制度の改善も望んでいる。
厚岸漁協のアサリ漁は禁漁期間(7月16日~8月31日)を前に順調な操業が続いている。6月下旬は多い日で20トン以上が上場され、価格は高値千円台。かき・アサリ班の遠田城義班長は「ここ数年値段は安定している」と話す。
苫小牧漁協のホッキけた引の夏漁が解禁し、初日の1日は12隻(32人)で5.8トンを水揚げした。 1日の浜値は大の高値が前年同日比19%安のキロ1211円、2番手(中)が6.7%安の1259円、3番手(小)が14%安の861円で滑り出した。
渡島噴火湾の毛ガニかご漁は、昨年に続き5漁協(長万部・八雲町・落部・森・砂原)とも許容漁獲量(ノルマ)を達成し終漁となった。組成は昨年同様に小が大半を占めたが、砂原は中主体の水揚げ。浜値は在庫過多の小がキロ2千円台と安値に振れた。資源量は増加傾向にあるため、着業者は来年のサイズアップに期待を寄せている。