道は13日、2026年度当初予算案・25年度補正予算案を発表した。26年度一般会計予算案の水産関係分は274億4446万2千円で、25年度比1.1%減。Jブルークレジットを活用した藻場保全活動や漁業系廃棄物の循環経済への移行を促進する事業費を新たに盛り込んだ。
東京都・豊洲市場の北海道産ニシン消流は、相場が例年より若干安値で推移している。高値でもキロ800~600円ほどで、100~200円ほど下落。魚種全般に高騰している中、身質が良く価格が安いニシンは販促商材となり、仲卸業者の中にはその伸びしろに期待を込めて販路開拓に注力している。入荷産地は道東や日本海。仲卸は「水揚げは低調だった昨年同期と比べてまずまずのスタート。品質維持のため高値でも買う」と前置きし「例年、ナギが続くと集中入荷で供給過多の傾向。そうなると、安くなりやすい。おそらく荷受も売れ残るのが心配なのだろう」と供給状況を見る。
胆振管内の白老町(大塩英男町長)は1月28日、2024年度から3カ年計画でホッケを対象に進めている閉鎖循環式養殖(以下、RAS:Recirculating Aquaculture Systems)の試験事業の中間報告会を町内で開いた。町民や関係者58人にこれまでの実証結果と事業化に向けて核となるワーキングチームを立ち上げるなど今後の展望を示した。
美唄市の株式会社雪屋媚山商店(本間弘達社長)は、道内唯一となるニホンウナギの陸上養殖を手掛けている。水産庁の許認可を必須とする養鰻場は九州から関東までは点在しているが、22年に北海道では初の事業認可を受けた空知工業団地内の施設を運用し、飼育作業や販売を実施。現在増産に向け、隣接地に新たな施設の建設を進めており、年内に完成予定。
岩手県洋野(ひろの)町でウニの生産、加工を手がける株式会社北三陸ファクトリー(下苧坪之典代表)は5日、同町に竣工した陸上養殖施設の落成式を開いた。磯焼け海域のウニを採捕し身入りを促す再生養殖システム「UNI-VERSE(ウニバース)systemsⓇ」を備える実証実験棟で、ヤンマーホールディングス(HD)株式会社との共同技術開発など産学官が連携、高品質なウニの通年生産、流通により磯焼け対策につなげる。将来的に年間200トンの生産(殻付き)を目指す。
白糠漁協のタコ空釣縄漁は、好漁だった前年を大きく下回る水揚げで推移している。例年に比べて主力のヤナギが少なく、大ダコを含めた1月末現在の同漁の累計数量は前年の4割。ただ漁が見えだしてきた漁場もあり、着業者は今後の本格化に期待している。
根室管内5単協(歯舞・根室・根室湾中部・別海・野付)の野付尾岱沼共同海区は、2月から全5海区がそろい、日産300~350トンの水揚げが始まった。アソートは巽沖中心にM主体となり、昨年と比べ2ランクのサイズダウン。一方で2月最初の浜値はキロ700円台。海外の引き合いは継続しており、前年同様に高値基調となっている。
道漁連とJRタワーホテル日航札幌は1月31日、同ホテルで、小学生の親子向け食育イベント「親子で学ぼう 海のことVol.2~昆布~」を開催した。小学校での出前授業を毎年実施している道漁青連の協力を得て、コンブの生産や特徴について教えたほかロープワークなど漁業技術も披露。また、昆布だしの飲み比べでうま味を体感してもらうとともに、だしをとった後の昆布の活用法も提案。とろろや塩昆布などを使った特製ランチも提供し、見て触れて味わい楽しく学べる内容で昆布の魅力を伝えた。
野付漁協のホッキけた引漁は、漁獲サイズの減耗(げんもう)が響き日量3トン半とやや低調だ。反面シケが少なく操業日数は昨年より多いため、1月の累計水揚量は前年同月比2倍に伸長している。一方、軟調に推移した浜値は2月に入り特大ブランドの「野付龍神ジャンボホッキ」が強含みの傾向となり、キロ千円台後半まで持ち直した。
道漁青連(尾﨑勇太会長=紋別漁協)は1月31日、札幌市の第2水産ビルで「第63回全道漁協青年部大会」を開いた。全道から青年部員280人が参加。研究発表、講演、腕相撲大会などを通し、研さん・交流を深めるとともに、夢と希望の持てる漁業の構築に向け、青年部活動のさらなる活性化を図っていく意識を高め合った。道漁青連綱領を唱和し開会。尾﨑会長は「大きく変化する海洋環境や国内外の動向の中にあってわれわれ青年部は浜の未来を担うものとして仲間と力を合わせ将来に向かって力強く前進していかなければならない」とし「そのため、われわれ自身が行動に移すという意識を持っていくことが大事」と語った。