総務省の家計調査によると、昨年1年間の1世帯当たり(2人以上)の昆布購入金額は、富山市の2530円が全国主要都市の中で最も多く、前年(平成26年)に続き2年連続の全国一となった。昆布つくだ煮は福井市が前年から2ランクアップし1位に浮上した。
道南本場折浜の促成が生育良好だ。1月後半の低気圧による施設被害やコンブ脱落はなく順調に推移。着業者は「このまま進んでくれれば」と願う。間引きで1株の本数を減らすとともに、今後はのれんの横張り作業に移行、太陽光を当て葉体の成長を促す。
平成27年度函館市水産産学連携交流会が10日、函館市内の恵山コミュニティセンター集会室で開かれた。漁業者や漁業振興に携わる関係者の資質向上を図るとともに、関係団体との連携、研究開発を促進することを目的に平成19年度から毎年実施。今回は研究機関職員らが講師となり、道南養殖コンブの現状や課題などをテーマに講演。参集した漁業者ら約80人は熱心に耳を傾けた。
えさん漁協日浦、尻岸内両地区の養殖コンブが今季も苦境に立たされている。ミツイシは生育が芳しくないうえ、4年連続で芽落ちした施設も。種付け後順調に推移していた促成マコンブも1月中旬の低気圧による大シケで大量に脱落。着業者は「ダブルパンチ」と嘆くも、「補殖(予備のコンブ)が無事だったのが救い。補殖と被害を免れた施設からの株分けなどで補てんしていく」と生産維持へ前を向く。
1月中旬の低気圧による大シケが道南のコンブ養殖施設を直撃。えさん、南かやべ、鹿部の各漁協で、コンブ脱落を中心に施設が全壊した着業者もいるなど大きな被害に見舞われた。今後は補殖(予備のコンブ)や無事だった施設からの移植で回復を図る。
札幌市のナナクラ昆布(電話011・556・5952)は、日高昆布漁と加工業を営んできた木村茂さん(86)を祖父に持つ木村真依子さん(29)が代表を務める。「家業を絶やさず後世に残したい」との思いから昨年4月に設立。「若い人にも昆布を味わってほしい」といい、「もらってうれしいおしゃれな昆布」をコンセプトに各種製品を開発。少量サイズのかわいらしい包装デザインが特長的だ。
(株)釧路町振興公社は、地元・昆布森産の昆布を使ったオリジナル商品を打ち出している。家庭での調理離れ、簡便需要をにらんで、すぐに使える手軽な調味料をシリーズ展開。これまでドレッシング、しょうゆ、だしの素などを発売。売れ行きも上々で今後もアイテムを拡充。併せて札幌など地元外にも売り場を広げ、昆布をはじめ昆布森産の知名度アップを目指していく。
宮城県塩竈市の鹽竈(しおがま)神社で11日、皇室への「献上のり」の栄誉を競う「奉献乾海苔(ほしのり)品評会」の表彰式が開かれた。県漁協塩釜市浦戸支所の千葉眞澄さん(74)が優勝、矢本支所の三浦一郎さん(55)が準優勝に輝いた。千葉さんは「のりを作って50年ちょっと、一度は優勝したいと思っていた」と喜んだ。
品評会は、鹽竈神社の新年恒例の催しで68回目。県漁協の9支所(15地区)から113点が奉納、出品された。県漁協などが色、つや、香りを審査し、1等賞6点なども含め76点が入賞した。優勝と準優勝ののりは2月上旬に皇室への献上が予定される。
函館ひろめ堂株式会社(林林社長)は、白口浜天然真昆布など道南や北海道の食材にこだわり、ふりかけ7品を製造する。「塩吹き昆布」「帆立×昆布」の2品は、平成27年度北海道新技術・新製品開発賞(食品部門)で優秀賞を受賞した糖化熟成技術を用いた逸品だ。
海洋土木の(株)菅原組(函館市、菅原修社長)はことし、松前町でのコンブ養殖プロジェクトを立ち上げてから8年目を迎える。異業種の漁業参入は全国的に珍しく、先行事例として注目される。