新潟県佐渡のカキで加茂湖の出荷が1日、始まった。放卵後の身入り回復遅れから例年より10日前後ずれ込み、出荷者もまだわずかだが、これまで死滅や付着物が少なく好調なシーズンが期待される。真野湾でも成育は順調といい、出荷は早い人で11月からの見込み。移入種苗の問題があらためて浮上し、加茂湖では宮城県産の割合の高い人は減産必至、真野湾では広島県産の今季の出来が出荷量を左右する。
岩手県南部、大船渡湾の赤崎地区でカキ生産者が今季の採苗にチャレンジした。6人が合わせて約千連のホタテ原盤を9月に2回に分け投入。最初の投入で1枚当たり20個ほど付着、「死ななければちょうどいいくらい」の厚さとなった。天候不順でも付着したことから、地場採苗に手応えを強めている。成長抑制で付着個数の調整も考える。
東北で秋サケ水揚げの多い青森、岩手、宮城3県は9月末まで、岩手が順調でとくに久慈など北部が伸び始め、青森、宮城は低調な序盤となった。平均単価は3県とも前年同期の140~150%前後と極めて高い。平均体重はいずれも3キロ割れし小型化をうかがわせるが、昨年序盤に比べればわずかに重い。
全くさびない。北海道・東北など各浜で評判の(有)アイランド(青森県つがる市、高橋聖志社長、電話0173・42・3667)の防錆加工トラックが日高管内にも普及している。えりも漁協では本間也幸理事が初めて導入してから約10年。「まともに洗車していないがさびはない」と防錆効果を証明。それを目にし新たに購入した漁業者もいる。
防錆加工「メタリコン」は亜鉛やアルミなどを溶かし対象物に塗布する金属溶射で、10年は確実にさびないという。さらに特殊塗料で目に見えない微細な孔を埋める封孔処理を施すと「最低でも20年は持つ」(高橋社長)。
カレイ刺網に着業する青森県・野辺地町漁協の熊谷浩理事(勇宝丸=2.4トン)は、今年から活マコガレイを直接鮮魚店に卸し始めた。組合出荷とは別に青森市内の(有)塩谷魚店へ自ら搬入。同店の塩谷孝常務が神経じめを施し顧客に販売している。「鮮度の良い魚を少しでも高く売りたかった」と話す熊谷理事。自前の水槽には冷却器や浄化装置を整備し高鮮度出荷に力を入れる。
公益財団法人イオン環境財団が主催する第5回「生物多様性日本アワード」の授賞式が9月26日、東京・渋谷の国際連合大学で開かれた。優秀賞を受賞した宮城県漁協からは志津川支所戸倉出張所の阿部不二夫所長と戸倉カキ生産部会の後藤清広部会長が出席し、活動内容を報告した。
青森県下北、大間漁協の「アラメコンブ」(標準和名ガゴメ)の落札価格が10キロ平均5万5千円に跳ね上がった。北海道のガゴメが不作といい、代替需要で価格が例年の2倍を超えた。1日のコンブ操業で10万円前後を稼ぐ漁家が増え、「アラメさまさま」といわれる。同漁協はマコンブを含め3年ぶりの3億円に期待をかける。
青森県むつ市は9月25日、新大畑町魚市場の完成式典と祝賀会を同市場などで開催した。いまの市場の老朽化に伴う新設。閉鎖式構造の高度衛生管理型で、海水井戸や紫外線滅菌装置、海水シャーベット製氷機、冷蔵庫などを整え鮮度保持にも力を発揮。衛生と鮮度の両面で品質アップが図られ、魚価向上に大きな期待がかかる。開場は来年4月を予定。
宮城県漁協はカキの品質検査を20日に石巻市の石巻総合支所共販所で実施し、今季のむき身共販開始を29日と決めた。9月中のシーズン入りは震災後初。放卵が進み、順調な身入りでスタートできると判断された。生産見込みは昨シーズン(1699トン)並みの1700トン。台風18号に伴う被害は小さく、良好な出荷が期待される。
野辺地町漁協のトゲクリガニは、3年前のテレビ放送をきっかけに引き合いが強まっている。最盛期の浜値は毎年キロ2000円台と堅調だが、今年は2500円まで上がった。