ひやま漁協瀬棚地区のバカガイけた引漁がことし8年ぶりに操業再開した。減耗率が高く資源管理が難しい貝だが、卓越群が出現したため。前浜では主力のスルメイカなど回遊魚が減産傾向の中で代替収入源として期待。漁業者は部会を設立し、直販にも乗り出した。
ひやま漁協のスルメイカ漁は6月末から発泡で日量1万5000~2万箱ペースに上向いてきた。不漁だった前年を大きく上回る。組成は1箱(4キロ詰め)25尾入れ主体で例年並みに推移している。
道漁連は7日、道昆布事業協同組合の総会で、本年度の道内コンブ生産予想を昨年度実績(1万6763トン)並みとなる1万6600トンと発表した。
秋サケの消流状況は、親製品が輸出の低迷で国内への供給量が増加、輸入物も前年を上回る搬入量で荷動きが停滞している。魚卵は国産が高値継続で需要が縮小し、輸入物の搬入量が増加。北海道の秋サケ業界は本年も引き続き、旬期の消費を促進する生鮮対策、供給増の親製品を中心に消費拡大を図る国内対策、輸出対策の3本柱で流通対策を実施、魚価と消流の安定を目指す。
タイサン太洋産業株式会社(松岡章社長)は、北海道産秋サケの鮭節、鮭魚醤を調味に使用した辛子めんたいこを商品化した。「北海道の辛子めんたいこ」の認知度向上を目指し、「北海道らしさ」を追求。7月から取引先との商談など売り込みを開始した。
4月下旬から操業する函館市漁協入舟地区のウニが最盛期を迎えている。春に比べ身入りも向上。着業する熊木房雄さんは「漁は例年並み」とし「移植放流などで資源管理しているため」と強調する。
カレイ刺網に着業する落部漁協所属・第三弘栄丸(4.4トン)の宮本弘文さんは、目合いの異なる網を同時に刺して漁模様を予測しながら使い分けている。早朝にカレイを選別しながら漁具・漁法を説明してくれた。
道総研さけます・内水面水産試験場は6月30日に札幌市で開かれた道連合海区で、ことしの秋サケの資源状況を説明、北海道の総来遊数は前年比6%増の3901万5千尾との予測を示した。予測通りの場合、沿岸漁獲数は7年連続の4千万尾割れ。重量ベースで11~12万トン規模の低水準が続く。
噴火湾の毛ガニかご漁が6月20日に解禁した。渡島地区の組成は昨季より小ぶりで中、小主体だが、特に長万部周辺の漁場で順調な水揚げ。浜値は中がキロ3千円台前半から2千円台後半と強含んでいる。
中標津町地方卸売市場を管理運営する中標津地方魚菜(株)(久本眞一社長)が敷地内に建設を進めていた新加工施設が完成し、7月上旬から稼働を開始する。窒素を活用した製氷・加工設備(㈱昭和冷凍プラント製)を新たに備え、酸化による劣化抑制技術で鮮魚、干物など加工品の鮮度・品質保持を強化。国内をはじめシンガポール、タイ、台湾などアジア圏への販売拡大に取り組む。