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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2025.03.24

えさん漁協サクラマス釣り低調「経験ない」価格に高騰


 えさん漁協のサクラマス釣漁は、総体的に低調な水揚げで推移し、浜値が高騰している。着業者は「漁模様が悪すぎて操業していない人もいる」と話している。椴法華地区の小田潤さん(第十八宝丸)は1月から本格的に操業しているが「今年は特別悪い」と実感。「昨年は200尾釣る日もあり今時期もまだ30~40尾は揚がっていたが、今年はさお1本で最多が70~80尾。それが2月中ごろで、以降は徐々に落ちた」と説明。「餌となる小さいイワシがいない」とも話す。続けて「ここ最近は特に振るわず、さお1本で10尾ペース」と苦戦。他地区で獲れたとの情報が入り今後に望みをつなぐが、「例年4月になると定置も入り漁は下火になる」と傾向を示す。


掲載日:2025.03.24

札幌市場毛ガニ初入荷量、昨年並み

最高値が付いた沙留漁協出荷の毛ガニ


 「海明け」を告げるオホーツク海産の毛ガニが21日、札幌市中央卸売市場に初入荷した。入荷量は、カネシメ髙橋水産株式会社、丸水札幌中央水産株式会社の両荷受合わせて4キロ発泡で「昨年並み」の600箱。初競りで中心相場もほぼ昨年並みに付いたが、最高値は4尾サイズでキロ3万円(税抜き)と異例の「ご祝儀相場」となった。枝幸、雄武、沙留主体にサイズは5・6・7尾中心で「大きめ」と荷受担当者。卸値は1番手がキロ9千円前後、2番手が7千円前後。最高値で落札したキテネ食品館に鮮魚店を構える吉本水産株式会社の仕入れ担当者は「安定入荷に期待を込めた景気付け」と笑顔を見せた。


掲載日:2025.03.24

噴火湾エビかごボタン薄漁、混獲オオズワイも昨年以下


 渡島噴火湾3単協(落部・森・砂原漁協)のエビかご春漁が始まった。ボタンエビは昨季の序盤と同様に振るわず1隻10キロ前後の水揚げ。一方、混獲のオオズワイガニは小型傾向にあり「数量も昨季より少ない」と話す着業者も多く、漁模様に地域差がみられる。


掲載日:2025.03.24

日高中央漁協2月中にミズダコ増産

荷揚げしたタコの計測作業(3月10日、日高中央漁協様似支所)


 日高中央漁協様似地区のタコ空釣縄漁は、2月以降にミズダコの漁獲量が増加した。着業者は「昨年は数えるほどしかなかったトン単位の水揚げが続いた」と赤潮以降の資源回復を実感。一方「ヤナギダコは全然いない」と今後の漁況を注視している。


掲載日:2025.03.24

とまらないふりかけ好調

北海道お土産グランプリ金賞に輝いた「とまらないふりかけ」3種セット


 各種昆布製品を加工販売する株式会社マツモト(大阪府堺市、松本紳吾社長)の「とまらないふりかけ」が継続的な人気を誇っている。「北海道お土産グランプリ」(FMノースウェーブ主催)で2年連続金賞を受賞、テレビ番組でも取り上げられ直営店・ECともに売れ筋商品のひとつに。比較的若い年齢層からも好評を得ている。


掲載日:2025.03.17

「余市さかなラボ」プロジェクト始動

いくらワイン漬け」のロゼ


 余市郡漁協は新プロジェクト(PJT)「余市さかなラボ」を立ち上げた。前浜の海産物と地域の食文化を融合し、「今までにないもの」をコンセプトにオリジナル商品を開発。実験的なコラボレーションで新しい価値と独創的な味覚体験の創出を目指す。第1弾の商品「いくらワイン漬け」を2月上旬に発売した。


掲載日:2025.03.17

浜中漁協養殖ウニ、2割増3億6000万円


 浜中漁協の養殖ウニは、昨年1年間の金額が前年比18%増の3億6千万円に伸び過去最高実績に達した。殻付き出荷で浜値はキロ1万円を超えるなど高く、数量も前年を上回った。56軒が着業し、浜中湾や琵琶瀬湾で円筒形のかごを用い養殖。昨年1年間のキロ平均単価は前年比8%高の9千円強に上昇。数量も9%増の39.6トンに増産し、金額はこれまでの最高だった前年実績(3億600万円)を上回った。


掲載日:2025.03.17

日高中央カレイ刺網一時休漁、シャチ被害軽減へ実証実験


 日高中央漁協荻伏漁港を拠点とする有限会社マルスイ浦川漁業の浦川禎取締役は第三十三宝輝丸(19トン)でカレイやキンキン(キチジ)などの刺網漁に着業する。一方、20年ほど前から続くシャチの深刻な漁業被害に対し、昨年11月から同漁協が主体となり被害軽減を目的とした実証実験事業に取り組んだ。


掲載日:2025.03.17

大減産・価格高騰に悲鳴


 道産コンブの大減産と価格高騰により、消費地にも大きな影響が及んでいる。加工メーカーは原料を必要分手当てできず、原材料に加え物流費やエネルギー費などの上昇も相まって休売や終売、値上げを余儀なくされているほか販売にも苦慮。問屋在庫も乏しく「玉がなければ商売にならない」と頭を抱える。関係者は今夏の生産回復を切望している。


掲載日:2025.03.17

オ海 漁場造成開始


 オホーツク海沿岸の漁場造成が北部・南部とも始まった。枝幸の6日を皮切りに、沙留、紋別が10日、常呂、佐呂間が11日に開始。常呂は日産500トン弱。他漁協も15日以降順次操業する。北部(宗谷・猿払村・頓別・枝幸漁協)は、宗谷(20隻)が350トン計画で17日から。猿払村(25隻)と200トン計画の頓別(19隻)は15日の開始予定。500トン計画の枝幸(17隻)は6日から日産70トン前後の水揚げ。


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