道ほたて漁業振興協会(沖野平昭会長)は11日、札幌市内第2水産ビルで通常総会を開催。2026年度全道水揚げ計画が29万8千トンと、減産した前年度をさらに5万2千トン下回る見通しの中で生産・加工・流通事業の継続に向け即効性ある対策を重視し、流通対策費を2千万円増額。またラーバ採苗不振や餌環境の変化に係る調査研究を新たに実施する。
羅臼漁協の養殖コンブは7月に水揚げが始まる。生育状況はばらつきがあり根腐れの影響が大きい施設もある。着業者は実入り向上など今後の成長に期待し雑海藻駆除など手入れを進めている。
函館市の老舗いか塩辛メーカー・小田島水産食品株式会社(小田島隆社長、電話0138・22・4312)がいか塩辛の用途、食シーンを広げている。今年新たに「弟子屈ラーメン」などを店舗展開する札幌市の株式会社エフビーエスと「塩辛ラーメン」を共同開発。両社それぞれのメニュー提供に加え、エフビーエスが乾麺と塩辛味のスープたれの即席商品も打ち出し、土産品向けなどに売り込んでいる。
昆布森漁協の春定置では、主力のトキサケが水揚げを伸ばしている。漁場間差はあるものの、全体では例年に比べてコンスタントに揚がり、6月8日現在の漁獲尾数は昨年同期比36%増の2万7698尾。川原田良己サケ定置網漁業部会長は「型は小さいが、これだけ長く漁が続くのは久しぶり。値段も良い」と話し「例年6月半ばを過ぎると切れるが、この後も続いてくれれば」と期待する。
後志管内の岩内町と泊村で海面養殖試験に取り組むトラウトサーモン(ニジマス)の水揚げが始まった。来季はこれまでの成果を生かし、各地で生産規模の拡大を見込んでいる。岩内町は民間企業と連携し種苗から成魚養殖まで一貫した生産体制の構築を進め、新たに岩内郡漁協主体の試験事業を開始。泊村と古宇郡漁協は試験事業を終了し、養殖いけすを増設して自立操業へ移行する。
オホーツク海沿岸の本操業が北部(宗谷・猿払村・頓別・枝幸漁協)、南部(雄武・沙留・紋別・湧別・佐呂間・常呂・網走・西網走漁協)の全域で開幕した。各地減産計画のためノルマを抑えたスタート。小型中心だった漁場造成とは一転、歩留まりは10%台に上昇しており、大型アソートに注目が集まっている。(5月25日付2面一部既報)
歯舞、落石、根室の3漁協が操業する貝殻さお前コンブ漁は、天候に恵まれ解禁日の1日から2日連続で操業したものの、資源状況などを考慮し3日から12日まで休漁。13日の再開を予定している。歯舞漁協が2日に開いた理事会で決定。漁開始後の休漁は2020年以来となる。着業者は「着生状況は厳しく、良いコンブが生育している場所が少ない。コンブがない場所は雑海藻ばかり。流氷で削られた場所もある」と説明。「2日出られたが漁は振るわず、水揚げはわずか」と苦戦の出足となった。
斜里第一、ウトロ両漁協の春定置は、大型連休明けから水揚げが本格化し、サクラマスが低調だった昨年に比べて増産している。トキサケは少ないものの、斜里前浜の陸側でも乗網。ホッケは知床半島付きで好漁に推移していたが、マグロが例になく早期の5月下旬から来遊が見えたと同時にパタリと乗らなくなり、今後の漁況に懸念が生じている。
マダラが好調だった湧別漁協の底建網は、5月後半からホッケ主体に切り替わり、1隻2~3トンの水揚げ。キロ200円台中盤で推移したホッケは、大中と小に分類した2日に大中が300円台の高値を付けている。
えさん漁協尻岸内地区ほっけ刺網部会が生産するブランド「海峡根ぼっけ バキバキ」の春漁は、第八十八龍王丸1隻が着業し好漁に恵まれた。操業日数は少なかったものの、多い日で約150箱を水揚げ。型も大きかった。