オホーツク海けた引漁の28年計画量は、大きく落ち込んだ前年実績をさらに下回る18万トン程度となる見通しだ。北部では猿払村が前年実績比14%減の3万6千㌧、南部では常呂が同12%減の2万6600トンなど。12単協のうち現段階で7単協が減産の計画量を設定している。
一昨年12月から昨年1月にかけて発生した低気圧や昨秋の低気圧に伴うシケ被害の影響で、ことしも厳しい水揚げが予想される。
函館ひろめ堂株式会社(林林社長)は、白口浜天然真昆布など道南や北海道の食材にこだわり、ふりかけ7品を製造する。「塩吹き昆布」「帆立×昆布」の2品は、平成27年度北海道新技術・新製品開発賞(食品部門)で優秀賞を受賞した糖化熟成技術を用いた逸品だ。
宮城県漁協が殻付カキの販売を加速する。直営するカキ専門の電子卸売市場を通じ、東京のカキ小屋への出荷を12日から2店舗に増やすほか、同市場バイヤーの首都圏での拡販にも期待。日産最大3000個が見込まれ、出荷する同漁協支所は7カ所に増える。洗浄機の設置も進められている。
長万部町の有限会社ヤマタ菊田水産(菊田稔社長、電話01377・2・3624)は、カタログ通販、テレビショッピングなど消費者直結の販路に絞ってカニ加工品、松前漬け、海鮮おこわなど高次加工品を商品展開している。特に3段階の漬け込み工程で作り上げる「松前漬」は売れ行きも良く通販業界で注目され、取引先が広がってきている。
道南の南かやべでことし、5人の漁業後継者が誕生する。北海道南茅部高校を今春卒業予定の佐藤晃太さん(17)、加我拓海さん(18)、石川明将さん(18)、佐藤大吾さん(18)、本間海飛さん(17)の5人。共通するのは「漁師の仕事が大好き」なこと。幼少から魚の網外しやコンブ干しなど家業を手伝い漁業は生活の一部。学校に行くと漁の話で盛り上がり、互いにロープワークを教え合う。「父の働く姿に憧れて」「漁師しか頭になかった」。それぞれの思いを胸に、間もなく船出のときを迎える。
海洋土木の(株)菅原組(函館市、菅原修社長)はことし、松前町でのコンブ養殖プロジェクトを立ち上げてから8年目を迎える。異業種の漁業参入は全国的に珍しく、先行事例として注目される。
昨年(平成27年)も前年に続き3千万尾台半ばの低来遊にとどまった北海道の秋サケ。26年に4年魚、27年に5年魚として回帰した22年級の不振が要因。特にオホーツク、根室、えりも以東の道東が顕著だった。一方、23年級は4年魚までの回帰が近年平均以上の来遊数で、来期の漁獲回復に期待がかかる。
秋サケの資源回復に向け、道総研さけます・内水面水産試験場が稚仔魚の原虫病予防技術の開発に取り組んでいる。ハーブの一種・オレガノを添加した飼料を給餌することで原虫の寄生を抑制できることを見いだし、昨年来、ふ化場での実証試験を実施。治療から予防への転換で、健苗育成とその作業負担の軽減につながる新技術。増殖事業関係者も実用化への好結果に注目している。
昨年の北海道内のカキは、サロマ湖が減産で弱含み、厚岸は前年並みの出荷でむき身、殻付きともに高値傾向。良質に育った宮城は脱落被害で出荷量が伸びず浜値は高値に振れた。
ことしのホタテ生産見通しを道漁連の大谷内優営業第一部長に聞いた。オホーツク海の水揚げは前年割れで、玉冷相場は輸出中心の高水準継続を示唆。噴火湾は2~3割減を予測し、ボイル生産量は最低でも1万トン以上を確保したい考え。