大規模な山林火災に見舞われた岩手県大船渡市で、養殖ワカメの収穫が15日から本格化している。避難指示のため10日まで立ち入りが制限されていた綾里漁港でもボイル作業場が並び、漁業者らは「品質は良い」と口をそろえる。例年より10日ほど遅れて、浜は再び動き出した。
今季第1回の生ウニ事前入札会が14日、岩手県漁連北部支所で行われた。山田湾内111号の14、17、19、21日の4日間の水揚げ分が対象で、キタムラサキウニ(シロ)1号品に10キロ当たり20万5千~16万7800円、2号品に同8万~6万円の値が付いた。エゾバフンウニ(アカ)1号品は同14万円。2号品は同7万円だった。
渡島噴火湾3単協(落部・森・砂原漁協)のエビかご春漁が始まった。ボタンエビは昨季の序盤と同様に振るわず1隻10キロ前後の水揚げ。一方、混獲のオオズワイガニは小型傾向にあり「数量も昨季より少ない」と話す着業者も多く、漁模様に地域差がみられる。
日高中央漁協様似地区のタコ空釣縄漁は、2月以降にミズダコの漁獲量が増加した。着業者は「昨年は数えるほどしかなかったトン単位の水揚げが続いた」と赤潮以降の資源回復を実感。一方「ヤナギダコは全然いない」と今後の漁況を注視している。
ニチモウ株式会社のグループ企業・紋別市の株式会社ヤマイチ水産(栗山太社長、電話0158・23・5188)が市内渚滑町7丁目に建設を進めていた魚肉すり身の新冷凍工場が竣工した。生産活動に伴う環境負荷の軽減に向け、冷凍機を地球温暖化やオゾン層破壊への影響が少ない自然冷媒に切り替え。併せてすり身業界初の製品凍結完全自動化ラインを構築した。省人化・省力化とともに品質管理水準の向上で、上質すり身の安定生産・安定供給を図っていく。
オホーツク海沿岸の漁場造成が北部・南部とも始まった。枝幸の6日を皮切りに、沙留、紋別が10日、常呂、佐呂間が11日に開始。常呂は日産500トン弱。他漁協も15日以降順次操業する。北部(宗谷・猿払村・頓別・枝幸漁協)は、宗谷(20隻)が350トン計画で17日から。猿払村(25隻)と200トン計画の頓別(19隻)は15日の開始予定。500トン計画の枝幸(17隻)は6日から日産70トン前後の水揚げ。
福島県いわき市の若手漁業者による任意団体「いわきFishersNetwork(フィッシャーズネットワーク)」は9日にいわき市小名浜のアクアマリンパークで開かれた福島県産水産物の普及イベント「いわき七浜おさかなフェスティバル」で漁具を再利用した商品の販売ブースを出展、注目を集めた。
岩手県大船渡市の大規模山林火災は、地域漁業にも甚大な被害をもたらしている。綾里地区では定置網の保管倉庫が焼失、被害額は約10億円に上る。地元漁協によると、自宅や作業場を失った組合員は23人。自宅と作業場の両方を失った組合員も複数いるという。養殖ワカメの生産者は焼け落ちた流木の影響を心配する。ようやくイサダ漁に出た船の漁労長にも笑顔はない。
靴下メーカー・助野株式会社(富山県高岡市)の漁業者向けソックス「PESCALLY(ぺスカリー)」とアウトドア・釣具用品メーカーの株式会社ティムコのウエアブランド「Foxfire(フォックスファイヤー)」とのコラボ製品が2月に発売された。長時間・長距離を歩くことで真価を発揮するティムコ独自の機能を加え、より過酷な環境下を想定した製品に仕上げた。
東京都・豊洲市場の青森県産シジミ消流はボリューム層の相場が3月に入って例年並みで推移している。十三湖の大サイズでキロ1800~1700円。ただ、都内は降雨・降雪で寒さが戻る日が断続的にあって客足が鈍く、飲食需要は伸び悩んだ。