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新聞記事

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掲載日:2024.05.13

久慈市漁協トラウト引き合い強くキロ1300円台


 岩手県の久慈市漁協(川戸道達三組合長)は7日、久慈湾で新たに養殖を始めたトラウトサーモン(ニジマス)を初出荷した。船上で保冷効果の高いシャーベット状の氷でしめた2.5トン。刺身やすし種用商材として引き合いが強く、4月11日に出荷が始まったギンザケより4割ほど高いキロ1300円台で取引された。6月下旬までに120トンの水揚げを目指す。


掲載日:2024.05.13

塩だれナムル発売


 末永海産株式会社(宮城県石巻市、末永寛太社長、電話0225・24・1519)は、三陸産の海藻やホヤなど7種の具材が入った冷凍食品「海鮮ナムる」を発売した。野菜や山菜で作られることが多い韓国家庭料理の定番をアレンジ。海鮮ならではの豊かな風味や食感をオリジナルの調味料で引き立たせ、ご飯もお酒も進む一品に仕上げた。


掲載日:2024.05.13

冷凍品軸に攻勢へ-催事・飲食・卸の多角展開


 ウニ専門店として催事・飲食・卸小売り事業を展開する札幌市の株式会社世壱屋(犬嶋裕司社長、電話011・533・5726)。今年は独自製法「生うに熟成製法」で仕立てる北海道産の冷凍ウニ「幸福雲丹」をミョウバン不使用の無添加にバージョンアップする。併せて主産地・礼文島香深地区に第3工場を構え、取扱数量の増大に着手。社名に込めた品質・物量「世界一」に向け、国内外に攻勢をかけていく。


掲載日:2024.05.13

海藻類を加工販売・経営のカフェで評判良く


 寿都町漁協所属の小西若葉さんは寿都町で前浜産魚介類を使用した創作料理を提供するカフェ「海辺の茶屋ぐ~みん」(4月末~9月営業)を経営する傍ら、自ら採取した海藻類の商品作りに取り組んでいる。3年ほど前に外食需要が落ち込んだコロナ禍が端緒。カフェで前浜産の岩ノリやフノリなどをトッピングしたメニューが好評だったことを受け、家庭でも気軽に味わえる海藻類の商品開発に乗り出した。今では「店で食事を楽しんで土産に購入されるお客さまが多い」と相乗効果を創出している。


掲載日:2024.05.13

寄付金付き商品販売-オイシックス・ラ・大地-

寄付金付きとしたチップス各種


 オイシックス・ラ・大地株式会社は、アップサイクル商品を開発・販売するフードロス解決型の自社ブランド「Upcycle by Oisix」で、人気商品チップスの寄付金付き販売を始めた。原料の白エビの漁獲量激減を受け、出荷できなくなっている生産者や稼働がままならない加工メーカーの支援が目的。これまで捨てられていたものに価値をつけてアップグレードして誕生した商品。その特長を維持しながら支援の輪を広げていく。


掲載日:2024.05.13

過去の漁業活動から、気候適応策ヒントに


 水産研究・教育機構はこのほど、明治から令和までの日本の沿岸資源漁獲変動を可視化する研究成果を科学誌で発表した。明治時代からの漁獲統計を集計することで日本の長期的な漁獲量の変動の把握に努めた。近年さまざまな魚種で北日本での漁獲が増えているが、過去にも似た状況があったことが判明した。気候変動の適応策のヒントが過去の漁業活動から得られる可能性もあるものと捉えている。


掲載日:2024.05.13

大津エゾバイ、漁場で水揚げばらつき

漁場で水揚げにばらつきがあるエゾバイツブ(5月9日、大津漁港)


 大津漁協のエゾバイツブかご漁は漁場間でばらつきがあり、全般的に日量も徐々に減少している。川村和也エゾバイ篭部会長は「昨年ほどではないがハシリは獲れた。漁が落ちるのは毎年の傾向。餌付きが悪くなる」と話す。4月上旬にかご入れして開始。厚内含め13隻が操業している。川村部会長は「それほどシケ休みは多くないが、場所によって漁に差がある」と説明。操業する水深は30メートル以浅で、資源の厚い水深帯は30メートル近辺。25メートルより陸側に入ると規格外の小さいサイズが多いという。続けて「比較的漁があるのは大津前から十勝太前にかけて」とも。他船の動きやGPSで過去のデータを確認してかごを移動。「徐々に下側にも入れているがツブが入る場所と入らない場所がはっきりしている」と漁況を話す。一方で「上側は大樹との境界で入りの良い場所があるが、漁場は遠く漁も切れて徐々に下側に移っているようだ」と話す。


掲載日:2024.05.13

カネシメHDグループ、創業100周年祝う

約350人が出席した記念式典


 札幌市中央卸売市場の水産物荷受・カネシメ髙橋水産㈱を中核とするカネシメホールディングスグループは1924年に海陸物産委託問屋「カネシメ髙橋松吉商店」を創業以来、今年で100周年を迎え、4月23日、札幌パークホテルで記念式典・祝賀会を開いた。荷主、取引先、来賓ら約350人が出席。道産をはじめ水産物の安定供給、消費拡大に貢献してきた同グループの節目を祝うとともに、200年企業への一層の躍進に期待を寄せた。


掲載日:2024.04.29

道内コンブ生産、低水準続く-コンブ特集-


 北海道のコンブは道南の養殖などを皮切りに5月から徐々に水揚げが始まり、夏場に各地で本番を迎える。昨年度は道内全体で5年ぶりに増産に転じたものの、前年度に次いで過去2番目に少ない1万2千㌧台の低水準の実績となった。着業者数の減少に歯止めがかからず、乾燥や製品づくりといった陸上作業を支える陸回り作業員の不足も慢性化、生産回復に向け人手対策が課題となっている。また、生コンブの活用など陸上作業を省力化する取り組みも進んでいる。


掲載日:2024.04.29

昆布の魅力発信する場に

昆布3銘柄や各素材をブレンドしたこだわりのスープが特徴のラーメン


 明治35年創業で各種昆布製品を販売する五辻の昆布(京都市、久世章斗社長)は昨年、本店2階に「昆布と麺 喜一」をオープンした。昆布3銘柄(利尻、羅臼、真昆布)をベースに各素材をブレンドしたスープが特徴のラーメンを提供するほか、昆布水の試飲やおぼろ削りの実演も行い、多角的に昆布の魅力を発信する場として営業。久世社長は「昆布の価値を再認識してもらい、その食文化を次世代につないでいきたい」と思いを話す。


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