大津漁協のエゾバイツブかご漁は漁場間でばらつきがあり、全般的に日量も徐々に減少している。川村和也エゾバイ篭部会長は「昨年ほどではないがハシリは獲れた。漁が落ちるのは毎年の傾向。餌付きが悪くなる」と話す。4月上旬にかご入れして開始。厚内含め13隻が操業している。川村部会長は「それほどシケ休みは多くないが、場所によって漁に差がある」と説明。操業する水深は30メートル以浅で、資源の厚い水深帯は30メートル近辺。25メートルより陸側に入ると規格外の小さいサイズが多いという。続けて「比較的漁があるのは大津前から十勝太前にかけて」とも。他船の動きやGPSで過去のデータを確認してかごを移動。「徐々に下側にも入れているがツブが入る場所と入らない場所がはっきりしている」と漁況を話す。一方で「上側は大樹との境界で入りの良い場所があるが、漁場は遠く漁も切れて徐々に下側に移っているようだ」と話す。