日高中央漁協様似地区の籾山章ホッキ部会長は、エラコが多いけた引き漁場に限り、ステンレス製の専用漁具=写真=を導入している。長方形のかご型形状で、網袋の代わりに噴流式マンガンに装着、同じように船で引いていく。網袋に比べエラコなどで目がつまりにくいのが利点で、「作業効率を落とすことなく水揚げできる」と強調する。
ホッキの本場・苫小牧の漁業者に「数年前に教えてもらった」といい、「東日本大震災後、漁場にエラコが大量発生したため地元鉄工所に製作を依頼、試験的に導入した」と話す。
標津漁協のスケソ刺網は、低水準ながらも好調なスタートを切った。多い船は日産3~4トンを水揚げ。浜値はキロ160円と強含みだ。漁業者は好漁が続くことに期待を寄せている。
水産庁は14日、平成28年漁期のスケソ漁獲可能量(TAC)設定に関する意見交換会を札幌市で開き、今季当初比3900トン増の26万1300トンとするTAC案を示した。海域別には、日本海北部が900トン増、太平洋が3千トン増、オホーツク海南部、根室海峡が同量。
宮城県塩竈市の鹽竈(しおがま)神社で11日、皇室への「献上のり」の栄誉を競う「奉献乾海苔(ほしのり)品評会」の表彰式が開かれた。県漁協塩釜市浦戸支所の千葉眞澄さん(74)が優勝、矢本支所の三浦一郎さん(55)が準優勝に輝いた。千葉さんは「のりを作って50年ちょっと、一度は優勝したいと思っていた」と喜んだ。
品評会は、鹽竈神社の新年恒例の催しで68回目。県漁協の9支所(15地区)から113点が奉納、出品された。県漁協などが色、つや、香りを審査し、1等賞6点なども含め76点が入賞した。優勝と準優勝ののりは2月上旬に皇室への献上が予定される。
気仙沼鹿折地区のマルトヨ食品(株)(電話0226・22・2058)は、サンマのみりん干しや開き、各魚種の一夜干しなどを作っている。 昭和26年、新聞に、「小名浜でサンマのみりん干しができた」という記事が出た。当時みりん干しといえばイワシが常識。しかしそのころ、棒受網が広まり、サンマの水揚げがまとまってきた。その記事を見た、当時失職中だった先代社長、中学2年生だった息子で現社長の清水徹二さんに、「これやっかと思う」と相談。徹二さんは「いいごって」と賛成した。
オホーツク海けた引漁の28年計画量は、大きく落ち込んだ前年実績をさらに下回る18万トン程度となる見通しだ。北部では猿払村が前年実績比14%減の3万6千㌧、南部では常呂が同12%減の2万6600トンなど。12単協のうち現段階で7単協が減産の計画量を設定している。
一昨年12月から昨年1月にかけて発生した低気圧や昨秋の低気圧に伴うシケ被害の影響で、ことしも厳しい水揚げが予想される。
室蘭漁協はブランド化に取り組む3年貝の活ホタテ「蘭扇(らんせん)」の販路拡大に力を入れている。ことしは期間限定で量販大手のイオン北海道で店頭販売を実施。さらに海外での催事にも出店している。
蘭扇は殻長13センチ以上の3年貝。垂下式の養殖で砂かみが少なく、大粒で品質が高いのが特長。貝殻に付着するイガイなどを何度も取り除きながら成長を促している。
日ロ密漁・密輸防止協定発効によるカニの需給構造変化などの影響を受け、北海道産毛ガニの存在感が増している。特に昨年末の商戦では高値推移。ロシア産の減少で毛ガニ総体の玉不足に加え、ロシア産と同サイズの北海道産(4キロ入り9尾以上)が少なく、相場の下押し要因がなかった。
野付漁協のホッキ漁がスタートした。新年初日は短時間ながら2トンと上々の出足。浜値は大サイズが高値キロ680円。昨年より140円安で始まった。