株式会社おがよし(岩手県宮古市、沼里政彦社長)は本社工場の隣接地に冷凍食品工場を新設、2月中旬本格稼働に入った。製造能力は初年度約305トン。5年目以降には約586トンにまで引き上げる。「新工場は事業転換へ向けた最前線の拠点となる」と沼里社長。従来の原料供給型の事業から、地元で最終製品に加工する事業へシフトする姿勢を示している。
総務省の全国家計調査によると、昨年1年間で1世帯当たり(2人以上)が購入したホタテの数量は487グラムとなり、ピークだった平成15年以降、3年連続で最低数量を更新した。100グラムの平均単価は昨年に続き200円台を突破し6年連続で上昇。価格高騰に歯止めが利かず消費減退に拍車を掛けている。
来季(平成28年度)のホタテ玉冷供給は、2万トン割れが確実視されている状況下、一定程度の輸出が見込まれる。ただ半面、昨季同様、仕事買いによる高値相場と国内消費の減退を予想する関係者が大半を占めている。
低迷が続く青森県沿岸のスルメイカ釣りは今季(5~2月)、昨季をも下回りそうだ=表。低迷要因と今後の見通しを(地独)県産業技術センター水産総合研究所漁場環境部の今村豊主任研究員に聞いた。
道は19日、平成28年度予算案・27年度補正予算案を発表した。28年度予算案の水産関係総額は266億9336万4000円で、本年度2定現計額に比べ2.7%・7億3693万円の減少。道産水産物魚食普及推進の新規事業、日本海ニシン栽培漁業定着の拡充事業を盛り込んだ。一方、27年度補正予算案ではロシア200カイリ水域でのサケ・マス流網漁禁止に伴う対策、環太平洋連携協定(TPP)の関連対策などを新規計上した。
青森県の新深浦町漁協本所青年部(五十嵐禎史部長・14人)が挑む日本初のイトウ海面養殖が進展した。3季目の試験で500グラム前後の小型サイズに替え、事前の海水による水槽飼育で餌食いが上がり3カ月ほどで700~800グラムに成長。2月中に海面いけすに移し、5月に水揚げ、試食会を見込む。青年部で商品化のニーズをつかみ事業化まで育てたい考えだ。
道産・国産原料で化学調味料・添加物を使用しない食品づくりを続けている小樽市の株式会社NSニッセイ(髙橋晃一社長、電話0134・52・2022)。北海道沿岸の漁業生産動向が変化する中、近年増えているブリ、サバ、イワシなどの商品開発にも挑戦。新たな加工原料の有効活用で、安定供給に取り組んでいる。
浜中漁協のかき養殖部会(西岡久一部会長)はことし、試験操業のカキ養殖で前年の4倍に当たる40万個の出荷を計画している。需要が見込める雪まつりシーズンの来年2月までに出荷体制を整える構えだ。
最盛期に入った留萌管内のエビこぎ漁が苦戦している。水温が高く産卵が早まっていることも影響し漁場は微妙に変化しているため、一航海の水揚げは減少傾向。さらに1月以降はシケが多発、漁獲量は大幅に落ち込んでいる。
包装機を中心とする食品エンジニアリング商社の中村産業株式会社(千葉県松戸市、中村剛太郎社長)は大日本印刷株式会社と手を組み、パッケージ改革に乗り出している。新しいパッケージ方式を生み出すシールパック社(ドイツ)のトレーシーラーで新包装形態を提案。ことし本格投入するパッケージトレーは、缶詰ではできない電子レンジ加熱とレトルト処理ができる耐熱性を備えている。