青森県下北半島の佐井村漁協(坂井幸人組合長)で、企業の寄付などによる1億5千万円で合同会社3社の定置網や底建網の操業準備が進み、1社の水揚げが8月から始まる見通しだ。「神経〆」ヒラメなどの同漁協の魚の良さが評価されたのが契機。漁業者の高齢化と後継者不足が進む中、合同会社は、水揚げの増加と、協業化による続的な操業に導き、新規就業者の受け皿にもと期待されている
岩手県水産技術センター漁業資源部は1日、同県の秋サケ回帰予報を公表した。392万尾、1万2476㌧と予測。昨年度(310万尾、9536㌧)を3割程度上回るものの、引き続き大震災前を大きく下回る。回帰時期は12月上旬中心とみる。河川遡上(そじょう)分を差し引12けば、水揚げは1万1千㌧程度が見込まれることになる。
アジアを代表する魚食産業国際見本市のジャパン・インターナショナル・シーフードショーが17~19日、東京ビッグサイト東5・6ホールで開かれる。大日本水産会(白須敏朗会長)主催で18回目。魚介類や加工品、需要を支える調味料、食品添加物などが出展。ほかに加工機械や関連装置、冷凍冷蔵・解凍機器、厨房設備・調理器具、包装物流機器・サービス、すしロボット、ディスプレー関連も勢ぞろい。HACCP対策機器・サービスや衛生管理機器・設備・技術も紹介する。国内外800社が1300小間の規模で経営者やバイヤー、技術担当者と商談を繰り広げる。
利尻漁協の刺網業者の間で、作業場で使うウインチ付きのたもが徐々に普及している。雄忠志内地区の中畑順一さんは昨年9月に導入。タンクにれたホッケをすくう際に活用。一度に大量のホッケを選別機横にセットした作業台に送り込める。機械化したことで「手作業に比べ時間が短縮。なにより体が楽」と効果を実感している。
道東沖のマイワシ漁は昨年以上に好漁だ。魚群が厚く組成も大型。道東全体で日量300~400トン規模の日もあり、供給過多で平均単価は昨年の半値以下と値崩れ傾向。禁止となったロシア水域でのサケ・マス流網漁の代替漁業が7月末で終漁し、今後の価格動向に注目が集まる。
神奈川県水産技術センターと株式会社三崎恵水産(同県三浦市)は、地場の三崎マグロを使った新たな加工品「マグロのコンフィ」を共同開発し、商品化した=写真。主菜として食べられる高品質な加熱食材で付加価値を高めた。三崎ならではの加工品として売り出す。
噴火湾の稚貝採取は順調に進み、大半の漁家が終盤戦に入った。全湾で必要数量を十分に確保。渡島側では例年より多く採取した地区もあり、地場産だけで賄う漁家も増えたようだ。
長万部漁協のヒラメ刺網は、比較的順調な水揚げだ。サイズは小型傾向だが水揚量は例年並み。漁は終盤戦に入り、着業者は8月中旬まで好漁が続くことに期待を寄せている。
利尻漁協のホッケは、6月末までのまとめで数量が前年同期比45%増の240トン、金額は同50%増の6199万円と伸ばしている。刺網で操業する谷口正敏ホッケ部会長は「7月はいまひとつだが、6月は好漁だった」と話す。
利尻漁協の天然コンブ漁が最盛期を迎えている。好調なのは仙法志地区で、繁茂良好に加えハシリは天候に恵まれてほぼ休みなく出漁。着業者は「解禁からこれだけ続けて出るのは初めて」と口をそろえ、順調に水揚げを積み重ねている。