根室管内5単協(歯舞・根室・根室湾中部・別海・野付)の野付尾岱沼共同海区は、2月から全5海区がそろい、日産300~350トンの水揚げが始まった。アソートは巽沖中心にM主体となり、昨年と比べ2ランクのサイズダウン。一方で2月最初の浜値はキロ700円台。海外の引き合いは継続しており、前年同様に高値基調となっている。
道漁連とJRタワーホテル日航札幌は1月31日、同ホテルで、小学生の親子向け食育イベント「親子で学ぼう 海のことVol.2~昆布~」を開催した。小学校での出前授業を毎年実施している道漁青連の協力を得て、コンブの生産や特徴について教えたほかロープワークなど漁業技術も披露。また、昆布だしの飲み比べでうま味を体感してもらうとともに、だしをとった後の昆布の活用法も提案。とろろや塩昆布などを使った特製ランチも提供し、見て触れて味わい楽しく学べる内容で昆布の魅力を伝えた。
野付漁協のホッキけた引漁は、漁獲サイズの減耗(げんもう)が響き日量3トン半とやや低調だ。反面シケが少なく操業日数は昨年より多いため、1月の累計水揚量は前年同月比2倍に伸長している。一方、軟調に推移した浜値は2月に入り特大ブランドの「野付龍神ジャンボホッキ」が強含みの傾向となり、キロ千円台後半まで持ち直した。
道漁青連(尾﨑勇太会長=紋別漁協)は1月31日、札幌市の第2水産ビルで「第63回全道漁協青年部大会」を開いた。全道から青年部員280人が参加。研究発表、講演、腕相撲大会などを通し、研さん・交流を深めるとともに、夢と希望の持てる漁業の構築に向け、青年部活動のさらなる活性化を図っていく意識を高め合った。道漁青連綱領を唱和し開会。尾﨑会長は「大きく変化する海洋環境や国内外の動向の中にあってわれわれ青年部は浜の未来を担うものとして仲間と力を合わせ将来に向かって力強く前進していかなければならない」とし「そのため、われわれ自身が行動に移すという意識を持っていくことが大事」と語った。
農林水産省が3日発表した2025年の農林水産物・食品の輸出実績によると、輸出額は前年比12.8%増の1兆7005億円となり、主要輸出先国・地域のすべてで対前年比でプラスを記録し、13年連続で過去最高を更新した。水産物は17.2%増の4231億円で、24年は中国による日本産水産物の輸入規制措置が影響するなどして前年を下回ったが、今回プラスに転じた。輸出重点品目のなかで輸出額の増加が大きい水産物では、ホタテは30.4%増の905億円。ベトナム向けが加工用の冷凍両貝に加え、玉冷の現地加工の拡大などにより増加した。ブリは27.4%増の527億円で、米国向けが24年夏の環境変化による成長の遅れに伴う輸出時期の後ろ倒しのほか、脂の乗った大型サイズの需要の高まりなどで単価上昇により増加した。
近年低水準の供給量が続く北海道産毛ガニは今年、千トン割れの再来も視野に入る。3月開幕の主産地・オホーツク海海域が資源量の減少から、453トンと史上最低、前年比302トン減の許容漁獲量。操業中の日高海域も3年連続の最低枠(19トン)、2月1日再開の釧路東部海域が低位(残量19.7トン)。千トン超えは小型個体が大量に出現した噴火湾、胆振太平洋の両海域などの漁況が焦点となる。一方、消流は相場高で鈍く、冷凍在庫が残っているものの、流通業者はオホーツク海海域を主体にホタテの減産も絡んだ高値形成を警戒している。
株式会社フーディソンと宮城県は1日、北関東エリアを中心に消費拡大を目指す販促企画「みやぎ海のうまいもん祭り」を始めた。「北関東3県は消費を拡大する、まだまだ伸び代のある地域」と捉えて戦略の重点地域に定めた。企画に先立ち、県や小売店、生産者らが集まり県水産品の魅力を伝える決起対談も開催、成功に向けて機運を高めた。28日までの1カ月間、小売店や飲食店、合わせて150店舗はそれぞれに期間を設け、県産水産品の販売や期間限定メニューを繰り広げる。
岩手県宮古市、重茂漁協の早採りワカメ「春いちばん」の出荷が1月26日から始まった。3月からの本漁期に向け養殖品質を高めるため間引いた原藻で、同漁協によると「この時期ならではの味覚として待ち望む消費者も多い」という。本漁期を待つ着業者の収入源になっているほか、重茂産の今季品質に期待をつなぐPR役にもなっている。生産者の一人は「品質は昨年以上。本漁期も期待が持てそうだ」と声を弾ませる。
宮城県女川魚市場の大型定置網で、1月に入りカタクチイワシの水揚げが増えている。28日時点の月間水揚量は前年同月比67%増の282トン、金額が8.6倍の約2990万円。市場関係者によると常磐海域での数量が少なく加工筋からの引き合いが増加、「本来50~20円程度だった単価が、このところ上昇している」(買受人)と言い、平均単価は5.3倍の105円と高値を付けている。
苫小牧漁協のスケソ刺網漁が好調だ。1月6日が7隻で8.4トン、19日が9隻で41.3トン、26日が11隻で88.7トンを水揚げするなど、1月以降に増産推移している