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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2025.02.03

えりも漁協オオズワイガニ前年度実績超に伸長


 えりも漁協のオオズワイガニは水揚げを大きく伸ばしている。本年度の数量は1月21日現在で1300トンに達し、前年度実績(2023年4月~24年3月)を23%上回る。大サイズ主体の組成で、キロ平均単価も同2.3倍670円と高く、金額は同3.1倍9億4千万円に伸長、今後の上積みが期待される。秋サケや毛ガニの不漁に加え、赤潮以降ツブやタコ(ヤナギ)なども低迷する中、組合を支える魚種の一つに成長している。


掲載日:2025.02.03

加工品の商談に熱気


 宮城県石巻地域の水産加工品を集めた展示商談会「石巻フード見本市2025」(実行委員会主催)が1月24日、石巻魚市場で開かれた。22社がブースを構え、三陸屈指の水産都市で磨き上げた自慢の品々をアピール。同市場では3日前に県の水産加工品品評会が行われたばかり。その熱気が残る会場には全国から約120社のバイヤーが参集し、活発な商談が繰り広げられた。


掲載日:2025.02.03

佐井村漁協が全国へ、担い手育成実践発表-青森県青年・女性漁業者交流大会-


 日ごろの研究や活動実績の発表を通して知識の交換と意欲向上を図り、沿岸漁業の振興に寄与することを目的とする「第66回青森県青年・女性漁業者交流大会」(県主催)が1月29日、青森市の県民福祉プラザで開催された。県内3団体による発表の中から、佐井村漁協の取り組みが優秀賞に選出。発表者の家洞昌太さんに賞状を贈った。県代表として3月に東京都で開催予定の全国大会に出場する。


掲載日:2025.01.27

北海道サケ資源持続利用へ沿岸環境考慮の放流など提起


 来遊数が2千万尾前後まで低迷、地域間格差も拡大している北海道のサケ資源の持続的利用をテーマに、第8回北海道水産海洋地域研究集会が12日、札幌市のかでる2・7で開かれた。研究者らが最大の減耗が起こると考えられている沿岸域の餌環境の最近動向、稚魚の放流適期の検討事例、オホーツク沖合域での幼稚魚分布への海洋環境の影響、近年の高水温化が回帰行動に与える影響などの調査結果・考察を紹介。総括では沿岸環境を考慮した放流時期や来遊時期を念頭に置いた資源づくりの検討を今後の取り組みの重要点に提起した。


掲載日:2025.01.27

秋サケふ化場を活用でギンザケ養殖事業化目指す

気仙沼鮭漁業生産組合の飼育池


 秋サケの回帰数減少が深刻化する中、宮城県気仙沼市を流れる大川でサケのふ化放流事業を手がける気仙沼鮭漁業生産組合(管野幸一組合長)は、昨年末からギンザケ稚魚の試験飼育を始めている。不漁で余剰となった施設を有効活用し、新たな収入源を確保する試みで、秋サケのふ化放流事業の存続と合わせて将来的な事業化を目指す。市によると、県内のサケふ化放流団体がギンザケの稚魚を育成するのは初となる。


掲載日:2025.01.27

北海道産ニシン身痩せで売れ行き伸び悩み-東京都・豊洲市場-

引き合いが弱い北海道産ニシン


 東京都・豊洲市場の北海道産ニシンは、産卵期で身痩せしているため、売れ行きが伸びていない。仲卸業者らは「商材が全般的に少ない時に仕入れるピンチヒッター。シケが多いこの時期は鮮度のよいものを選んで仕入れている」と口をそろえ、卵や白子を使った料理を提案しながら販売している。


掲載日:2025.01.27

食塩不使用サンマ缶など簡便・健康意識に照準

食塩を使っていないことを赤枠で目立たせた「さんま水煮 食塩不使用」


 マルハニチロ株式会社は2025年春季の新商品41品、リニューアル品12品を3月1日から(一部を除く)順次発売する。簡便さと本格さを兼ね備えた市販用商品や、健康意識の高まりに対応する栄養機能食品を新たに発売。インバウンドによる魚食ニーズの増加や、調理現場や施設での人手不足に対応する業務用商品のラインアップを拡充した。


掲載日:2025.01.27

寿都町漁協年明けニシン乗網

1尾600グラム前後のニシン(1月16日、歌棄地区)


 寿都町漁協歌棄地区の底建網は年明けに有戸漁港荷揚げでニシンが入りだした。一方ホッケは全体的に昨年秋からの薄漁で例年を下回る水揚げとなり、浜値はキロ100円台で推移している。


掲載日:2025.01.27

サロマ湖カキ輸出向け依然強く高騰


 引し浜値が高騰しているサロマ湖の養殖カキは、1月も高値で推移している。湧別漁協の1年むき身はキロ2千円台後半、2年殻付きは1箱(12キロ)9千円に上昇。前年同期の2倍以上に高騰している。むき身はやや小ぶりながら身入りは改善し、各漁家とも後半の追い込みをかけている。


掲載日:2025.01.27

遺伝的地域性分析でコンブ原産地判別手法を開発

原産地を判別する新手法により地域ごとに特徴的な遺伝子配列を持つことが分かったマコンブ(尻岸内地区)


 北大などの研究グループは、新型コロナの検査にも使われているPCR法を応用しコンブの原産地を判別できる新たな手法を開発した。マコンブとその変種(リシリ、オニ、ホソメ)を対象に分析し、地域ごとに独自の遺伝子型を持つことを確認。原産海域は高精度で判別できた。原産地の虚偽表示防止に役立つほか、各地域のブランド力向上につながることが期待される。


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