岩手県唐丹町で、3人の漁業者がムール貝(ムラサキイガイ)の養殖に挑戦している。県内初のムール貝養殖組合を設立、「はーとふるムール」の名でブランド化を図る。本格出荷初年度の2024年は約1トンを生産。高水温など環境変化で従来漁業が厳しさを増す中、将来的に安定した収入源の確立に向け「地域の水産資源に育てたい」と意気込む。
高水温など海洋環境の変化に対応しようと、岩手県水産技術センター(釜石市)では多様な研究を進めている。欧州原産の「ヨーロッパヒラガキ」(以下ヒラガキ)もそのひとつで、2023年に県内で天然資源の生息が確認された。担当研究員によると「70年前に移入され、その後消滅したと思われていた」幻のカキで、欧州では希少な高級食材として知られる。岩手の新養殖種として、〝窮地を好機に変える〟可能性を秘めている。
すし業界で女性職人が増えている。長らく男性中心だった業界に変化が訪れている背景には人手不足や店舗の差別化戦略、ジェンダー平等といった価値観の変化がある。一方で力仕事や体育会系文化の慣習脱却など課題も残る。東京都・銀座で「鮨千津井」を営む小瀧由貴さんに、女性職人の現状と今後の展望を聞いた。