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新聞記事

2025年9月の記事一覧

掲載日:2025.09.08

秋サケ低調な滑り出し-網走漁協のサケマス定置網-


 網走漁協のサケマス定置網で、秋サケが低調な滑り出しとなった。初日の2100尾以降、水揚量が伸びず、秋サケ定置網漁の本番を前に、着業者は不安な表情を見せている。一方、浜値は高値基調。オスメス混みでキロ千円台前半と堅調にスタートした。9月1日~8日に14軒31カ統で操業。1日が6軒で2160尾、2日は13軒で2100尾。浜値は1日がキロ1378円、2日は1414円。同漁協市場によると「目廻りは3.2キロ。昨年の出足も1300尾程度。あまり変わらない」と話す。


掲載日:2025.09.08

サケCPUEは平年並み-水研機構 昨夏のベーリング海資源調査-


 水産研究・教育機構水産資源研究所が昨夏にベーリング海で実施した資源生態調査でサケのCPUE(1時間引網当たりの漁獲尾数)の平均は2007年の調査開始以降で平年並みだった。ただ、年齢組成は22年級の2年魚の割合が平年比8割と少なかった一方、昨年に日本への回帰数が平成以降最低だった21年級の3年魚は平年比1.6倍だった。


掲載日:2025.09.08

概算要求2495億円-水産庁-


 水産庁が8月29日発表した2026年度水産関係予算概算要求では、25年度予算額(1859億円)対比34%増となる2495億円を計上した。「海洋環境の激変に負けない強い漁業と豊かで魅力ある浜づくりの実現に向けて」を目的に、環境激変への適応や人材確保、魅力ある浜づくり、成長産業化への実現などの柱で構成する。


掲載日:2025.09.08

冷静な価格形成共有、いくらの価値試される年


 8月26日に東京都内のホテルで開かれた「道ぎょれん会」の秋季取引懇談会で、秋サケ製品に関する分科会では、減産予測下も冷静に旬の生鮮商戦にあたって通年商材としても末端の需要に応えられる製品供給に向けた価格形成に努めることで共有を図った。道漁連の役員や担当職員、道内企業の関東担当部署、東日本地域の商社、卸業者らが意見を交わした。道漁連からは労働力不足による加工処理能力の低下が顕在化していることなど産地の現状を報告。水揚げが集中した際でも滞りなく加工処理が進むよう広域処理体制で加工場をフル稼働させるなどの対応策も示した。その状況下で「親製品、卵製品とも落ち着いた浜値を形成できるかが商戦の行方を左右する」と指摘。9月下旬から10月中旬までの実質3週間の盛漁期に、いかに冷静な浜値で原魚を確保できるかを参加者らと共有した。


掲載日:2025.09.08

海藻バンク本格化


 磯焼け対策として注目される「海藻バンク」事業が本格化している。利用が低迷する漁港の施設を有効活用して海藻を大量生産、衰退した藻場を再生する取り組み。三省水工株式会社など4社のコンソーシアム(共同事業体)が国の支援を受けて全国5地区で実証中。2030年までに70ヘクタールの藻場を造成、二酸化炭素吸収量年間399トン以上のブルーカーボン生態系拡大を目指している。


掲載日:2025.09.08

干物の生産能力拡充-根室市の金間浜屋商店-


 根室市の鮮魚卸・水産加工、株式会社カネマ浜屋商店(濵屋義則社長、電話0153・24・7889)は、北海道産マホッケを主力とした干物(一夜干し)の生産能力を増強した。2021年に導入したGSK株式会社(大阪市、小屋敷一雄社長、電話06・4302・3470)の特殊低温冷風乾燥機を増設し、2台体制に拡充。需要先への安定供給体制を整えた。


掲載日:2025.09.08

三陸でサンマ水揚げ開始、宮城・女川は初日キロ450円


 サンマの今季水揚げが三陸各地で始まった。岩手県では8月29日に大船渡港、2日に釜石港と続き、宮城県では2日女川港、3日気仙沼港で初水揚げ。女川魚市場では初日75トン、120~160グラムサイズを中心に180アップの魚体も目立ち、市場関係者らは「大ぶりで脂乗りもよい」と好スタートを歓迎、「今年こそ大漁に」と期待する。初入札価格は昨年の3分の1程度となるキロ450~309円だった。


掲載日:2025.09.08

販路拡大へ130社集結-東北復興水産加工品展示商談会2025開催-


 東日本大震災で被災した三陸・常磐地域の水産加工業の販路回復・拡大を後押しする「東北復興水産加工品展示商談会2025」が9月30日、10月1日の両日、仙台市青葉区の仙台国際センター展示棟で開催される。約130社・800アイテムが集結、「繋がる・繋げる展示商談会」をテーマに掲げ、生鮮・冷凍から高次加工品まで出展各社が技術と工夫を凝らした“うみのうまいもの”を全国のバイヤーらに発信する。


掲載日:2025.09.01

販路堅守、命題続く-サケ特集-


 2025年の北海道の秋サケ定置網漁がシーズン入りした。漁期前予測では未知の低生産。加えて在庫薄、海外産の高値相場などで製品単価は強含みの様相で、引き続き、水揚げの回復も見据えた国内外の販路堅守、消流促進が課題に挙がる。道漁連販売第二部の倉地宏樹参事(販売第二部長事務取扱)に商戦展望、流通対策の重点などを聞いた。


掲載日:2025.09.01

道漁連、秋サケ生鮮販促 LINE広告新展開-サケ特集-


 道漁連、北海道秋鮭普及協議会は今年の秋サケ生鮮販促で、SNSのLINE広告を活用したターゲティング戦略の新たな消流宣伝を展開する。併せて連動した道産水産物が当たるキャンペーンの当選者を拡充し、訴求力をアップ。POPなどによる店頭販促、動画配信のレシピ提案も引き続き実施し、「旬」や「北海道産」を前面に生秋サケ、生筋子の消費拡大を図っていく。


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