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新聞記事

2023年10月の記事一覧

掲載日:2023.10.09

オ海前年ペース9月末29万トン強


 オホーツク海沿岸の9月末水揚量は漁場造成含め前年同期比1%増26万6745トンとなった。計画達成率は87%。南部中心に8単協が昨年の水揚げを上回っている。常呂の3万6930トンを筆頭に宗谷、猿払村、紋別の4単協が3万トン超え。歩留まりの低下と4S、5Sの小型が増えたことから、浜値はキロ200円を切り100円台後半に下方修正されている。


掲載日:2023.10.09

釧路管内成コンブ東部終漁、昨年下回る


 釧路管内5単協の成コンブ漁は、9月の採取日数が昨年同月比11日減の37日にとどまった。序盤の7月に順調な操業が続いたことで9月末までの累計では昨年同期比18日増の109日となった。釧路市東部漁協が9月末で漁を終え、ほか4漁協も終盤に入っている。


掲載日:2023.10.09

オホーツク秋サケが健闘


 北海道の秋サケ定置は盛漁期を迎え、海面水温が20度を超える序盤の異常高水温から20度を切って大所の斜網地区などオホーツク海主体に上向き、日曜休漁明けの2日には3千トン台を記録するなどペースが上がってきた。ただ、依然平年より高水温の環境下、10月第1週は日本海が昨年同時期ほどの勢いはなく、えりも以西は不調から脱せず、全体的には昨年割れの展開。低気圧通過後の今週の漁況が注目されている。


掲載日:2023.10.09

いぶり噴火湾ミズダコ回復傾向

最近は足踏みしているミズダコ(9月26日、豊浦支所)


 いぶり噴火湾漁協のタコ箱は、薄漁となった昨年の水揚量を上回り回復傾向にある。8月末で2倍強に伸長。同漁協では「例年ほどではないが戻ってきた印象」と説明する。一方、9月の水揚げは振るわず「高水温の影響なのか切れた感じ」と着業者。冬場に向け挽回を期待する。浜値はキロ千円台と堅調だ。


掲載日:2023.10.09

藻場造成へ協議会-セイカダイヤエンジンと新松浦漁協-

藻場造成予定地の鷹島沖


 舶用エンジンの販売、据付・修理・保守などのサービス事業を展開するセイカダイヤエンジン株式会社(東京都、柴﨑亨社長)は、新松浦漁協(長崎県松浦市、渡邉勝美組合長)との協働で藻場造成に取り組む協議会を設立する覚書をこのほど締結した。持続可能な漁業と地域活性化への貢献、海の温暖化や磯焼け対策に加え、脱炭素化社会に向けた新たな挑戦としてブルーカーボンの創出を目指す。


掲載日:2023.10.09

養殖餌料 低魚粉化に道


 サーモンを中心に北海道でも事業化を目指した実証試験の取り組みが広がっている魚類養殖。採算性の確保には経費の6割以上を占める餌料代の低コスト化が必須。主要原料・魚粉の価格上昇などを踏まえ、道総研は低魚粉餌料の開発に取り組んで、代替品にでんぷん加工、ホタテ加工、サケ薫製加工時に生じる副産物の有効性を確認。複合的に原料に活用する資源循環型餌料への展開を見いだした。


掲載日:2023.10.09

浜中養殖ウニ輸出需要で高値推移-東京都・豊洲市場-


 東京都・豊洲市場の浜中養殖ウニ(折詰め)消流は海外からの引き合いが強く、高値で推移している。中国の販路は失ったものの、アメリカやアジアの都市部では依然として人気。また、北海道産は日本海側のウニ漁が終漁したため、例年通りの供給不足で大相場が上昇している。一方で国内流通は苦戦。仲卸業者は「海外に比べて都内の勢いがない」と話す。


掲載日:2023.10.09

大平昆布、とろろ昆布拡販へ

販路拡大を目指すとろろ昆布の業務用固形商材


 株式会社大平昆布(宮城県栗原市、藤田洋生社長、電話0228・25・3553)は主力の一つ、とろろ昆布の販路拡大に力を入れる。大手食品メーカーに即席カップみそ汁の具材として納入する業務用固形商材が好評。板状に成形するホットプレス機の自動化を図り、従来比2倍の増産が可能になった。人手不足の中、力仕事を減らして女性が働きやすい環境を整え、売上アップも目指す。


掲載日:2023.10.09

岩手県垂下式でアサリ養殖

岩手県水産技術センターが人工的に生産したアサリの純県産種苗


 岩手県でアサリ養殖の事業化に向けた実証試験が急ピッチで進められている。県水産技術センター(釜石市、神康俊所長)が県産貝を用いた人工種苗の大量生産に成功。3漁協が垂下式の手法で養殖に着手した。アサリは30度の水温にも耐えられるとされる。採算性以外にも解決すべき課題は多いが、高水温によるホタテのへい死や秋サケの不漁などで漁協経営が厳しさを増す中、新たな県産ブランドの創出に期待が集まる。


掲載日:2023.10.09

散布マダラ刺網スタート

初日の漁は船間差が大きかったマダラ


 散布漁協のマダラ刺網が始まった。初水揚げの4日は船間差が大きく、混獲のサバが大量に掛かった船もあった。一方、浜値は1箱4尾入れでキロ600円と上々の出足。近年は好漁に恵まれており、着業者は今後の盛漁に期待を寄せている。


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