岩手県水産技術センターが人工的に生産したアサリの純県産種苗
岩手県でアサリ養殖の事業化に向けた実証試験が急ピッチで進められている。県水産技術センター(釜石市、神康俊所長)が県産貝を用いた人工種苗の大量生産に成功。3漁協が垂下式の手法で養殖に着手した。アサリは30度の水温にも耐えられるとされる。採算性以外にも解決すべき課題は多いが、高水温によるホタテのへい死や秋サケの不漁などで漁協経営が厳しさを増す中、新たな県産ブランドの創出に期待が集まる。