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新聞記事

2017の記事一覧

掲載日:2017.09.18

白糠漁協 毛ガニ大6000円台の好値

出足好値を付けた毛ガニ(8日、白糠漁協市場)

 白糠漁協の毛ガニかご漁が6日に始まった。出足は順調な水揚げで推移。大サイズは上でキロ6000円台の好値を付けた。


掲載日:2017.09.11

秋サケメス1000円超え、近年最高値で開

シーズン入りした秋サケの荷揚げ。えりも以東は今季も低調な出足(6日、大樹漁港)

 北海道の秋サケ定置はメス、オスとも近年最高値でスタートした。平成以降最低の来遊予想下、先発の太平洋などで水揚げが低調な出足となり、特にメスは高値キロ千円超と異例の4桁発進。本格的な価格形成は今後の水揚げ動向にかかっているが、いくら製品の在庫払底、イカ、サンマなど他魚種の不振など今季も高コスト継続の生産環境。消費減退、売り場縮小などの懸念も抱え、商戦が幕を開けた。


掲載日:2017.09.11

いぶり噴火湾、順調に成育

今年3月に出荷された礼文地区の加工貝。来季は1万トン台の出荷が見込まれる

 いぶり噴火湾漁協の加工貝は、各地区で順調に成育している。へい死は昨年と比べ圧倒的に少なく、同漁協では「全体で1割に満たない。生存率は例年並みに戻った」と説明。伊達地区の「早出し」は9月末から出荷する予定だ。
 豊浦地区で行った7月後半の成育調査では、3月に下げた耳づりのへい死率が4、5月よりも高かったが1連で数パーセントとごく少量。着業者は「4月の耳づりは1枚も死んでいないロープがあった。その後も順調に成長している」と安どしている。


掲載日:2017.09.11

原料産地表示、全加工品で義務化へ

 新たな加工食品の原料原産地表示制度を定めた食品表示基準の一部を改正する内閣府令が1日公布・施行された。4年半の移行期間を経て平成34年4月に完全施行になる。
 原産地の表示対象はこれまで、干物など加工度の低い食品のみだった。改正後は国内で製造される全加工食品について、重量割合1位の原材料の原産地表示が義務化される。
 複数国にまたがる場合は重量順に国名を記すが、実際の製造現場では原材料の仕入先や重量割合が頻繁に変わる。そのたびにラベルを変更するのは難しいため、過去の使用実績などの根拠があれば「A国またはB国」と併記したり、3カ国以上を「輸入」とする例外が認められている。条件によっては「輸入または国産」などの表示もできる。
 この改正に伴い消費者庁では、食品表示基準の一部を改正する内閣府令(案)に対する意見募集の結果を公示し、関係通知などを改正するとともに、新たな加工食品の原料原産地表示制度に関するパンフレットやリーフレットを作成した。


掲載日:2017.09.11

機器充実、自動ライン構築/札幌シーフーズ小樽工場を新設

9月稼働の小樽工場

 札幌市中央卸売市場の仲卸・札幌シーフーズ株式会社(北村勝満社長)は、小樽市銭函5丁目に小樽工場を新設した。最新機器・設備を備え、水産会社と連携したベニザケの定塩フィレーを皮切りに、秋サケフィレーやいくら、刺身の製造など水産加工事業を本格化。北海道産の活魚・活貝なども取り扱う。来年予定されている卸売市場法改正による水産物流通の変革を商機につなげて業容拡大を目指す。


掲載日:2017.09.11

刺網、ソウハチ絶好調/いぶり噴火湾

順調に水揚げされるソウハチ(8月31日、豊浦漁港)

 いぶり噴火湾漁協のカレイ刺網は、8月後半からソウハチが好調だ。1隻の水揚量は日産平均600キロ前後。「日網でも掛かり過ぎる」(着業者)ため半日操業で抑えている。9月6日は3隻で1トン半と依然好漁だ。


掲載日:2017.09.11

巻網マイワシ好漁/道東沖

好漁が続くマイワシの水揚げ(4日、釧路港)

 道東沖の巻網漁が本格化、マイワシが好漁に恵まれている。7日現在12カ統の操業で、数量は前年同期比5倍の1万9259トン。シケ休みもほぼなく水揚げ、浜は活気に包まれている。
 昨年より1日早い8月24日に始まり、同日は1カ統595トン、翌25日も同593トンを水揚げ。28日には操業が7カ統に増え日産も1592トンと一気に増加。31日からは10カ統が操業、同日と9月2日は2400トン台、4日、6日は2900トン台に達した。
 天候も良く7日現在シケによる沖止めは9月1日のみ。それ以外の休みは定時休漁などで、順調に水揚げを積み重ねている。


掲載日:2017.09.11

宮城県漁協3支所がASC認証取得検討

ASC認証が期待される宮城県漁協石巻地区支所のカキの共同処理場

 宮城県漁協の石巻地区など3支所はカキ漁場のASC認証取得に向け検討を重ねている。養殖のエコラベルと呼ばれる国際的な認証で、むき身の消費拡大が狙い。2020年の東京五輪も視野に入れる。
 ASC認証は、環境に大きな負荷をかけず、地域社会に配慮した養殖場として認める国際的な制度。ASC(水産養殖管理協会、本部・オランダ)の基準に従って認証される。日本での初認証は同県漁協志津川支所戸倉出張所のカキ漁場で昨年3月。
 石巻地区と石巻市東部、石巻湾の3支所が認証取得を検討。3支所は「石巻かきブランド化事業委員会」メンバーとなる。まだ具体的な審査日程などは決まっていないが、この秋からの漁期中に取得の可能性がある。


掲載日:2017.09.11

消費者に青森ほたて料理ふるまう/県3団体

 青森県ほたて流通振興協会は6日、首都圏の消費者160人ほどを招き「青森ほたて料理発表会」を東京・九段下のホテルグランドパレスで開いた。青森県漁連、むつ湾漁業振興会との共催。県の漁業関係者幹部が一堂に会し、都心でホタテをアピールする催しは20年ぶり。料理はもちろん、栄養士による講話あり、ミニコンサートありと盛大に行われた。


掲載日:2017.09.11

今季シオムシ被害なく/深場ナンバンエビ

小型主体のナンバンエビ(1日、古平漁港)

 東しゃこたん漁協のエビかご漁が順調だ。昨年シオムシの食害が多かった深場でナンバンエビが捕れており、古平本所エビ篭漁業部会の茂木隆文部会長は「日量100~120箱(約300キロ)で昨年よりも多い」と話す。
 4月~8月末の数量は、ボタンエビとナンバンエビの合算で前年同期比56%増78トン、金額は同71%増1億3488万円、キロ平均単価は同10%高1720円。
 ボタンエビの水揚げが薄くなった7月から、ナンバンエビがまとまる深場の漁場に移動している。「深場はのし3本で操業。浅場はボタンエビ狙いで1本入れている」と説明する。


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