今年3月に出荷された礼文地区の加工貝。来季は1万トン台の出荷が見込まれる
いぶり噴火湾漁協の加工貝は、各地区で順調に成育している。へい死は昨年と比べ圧倒的に少なく、同漁協では「全体で1割に満たない。生存率は例年並みに戻った」と説明。伊達地区の「早出し」は9月末から出荷する予定だ。 豊浦地区で行った7月後半の成育調査では、3月に下げた耳づりのへい死率が4、5月よりも高かったが1連で数パーセントとごく少量。着業者は「4月の耳づりは1枚も死んでいないロープがあった。その後も順調に成長している」と安どしている。