宮城県漁協の石巻地区など3支所はカキ漁場のASC認証取得に向け検討を重ねている。養殖のエコラベルと呼ばれる国際的な認証で、むき身の消費拡大が狙い。2020年の東京五輪も視野に入れる。
ASC認証は、環境に大きな負荷をかけず、地域社会に配慮した養殖場として認める国際的な制度。ASC(水産養殖管理協会、本部・オランダ)の基準に従って認証される。日本での初認証は同県漁協志津川支所戸倉出張所のカキ漁場で昨年3月。
石巻地区と石巻市東部、石巻湾の3支所が認証取得を検討。3支所は「石巻かきブランド化事業委員会」メンバーとなる。まだ具体的な審査日程などは決まっていないが、この秋からの漁期中に取得の可能性がある。