苫小牧漁協の夏ホッキけた引漁は、7月1日の解禁から約1カ月が経過、今季は操業始期からナギが続き、順調に出漁している。第38幸栄丸の磯﨑好一副組合長は「今日(28日)まで、日曜日以外の休みは1回だけ」と操業状況を説明。第28東信丸の柳谷哲さんは「ここまで連日の出漁は珍しい。だいぶ疲れもたまってきた」と苦笑いする。
【富山】昆布でまちづくり-。高岡市、高岡商工会議所、高岡市農協などでつくる「高岡食のブランド推進実行委員会」は、地元の食文化を発信しようと、昆布グルメの開発とPRに取り組んでいる。平成24年の「高岡昆布飯」を皮切りにスイーツ、弁当、土産を考案し「高岡昆布百選」ブランドで展開。市内飲食店などが定義に沿った商品を作り提供する。本年度は既存商品に「高岡らしさ」をプラスしたブラッシュアップ商品の開発、販路拡大に注力する。
オホーツク海南部地区のけた引漁は、大半が日産ペースを抑えた操業を余儀なくされている。南部の修正計画量は当初計画15万7300トンから約3万4000トン減の12万3500トン。歩留まり、アソートは徐々に上向き13%台で3S中心の単協が続出。関係者は歩留まりの上昇に期待を寄せている。
岩手県大船渡市、吉浜漁協のウニ漁が好調だ。7月27日まで11回の開口(出漁)でむき身3756キロの出荷となり、昨シーズン実績の3426キロを上回った。6月前半の漁期入り当初から身入り、色とも良好で「1回の出荷は近年にないくらい多く豊漁」となる。