八雲町漁協のナマコけた引は、キロ5千円台と昨年の2倍以上の浜値で始まった。ただ、水揚げは出足から1隻日産10~20キロと振るわず、着業者は先行きを懸念している。11月から30隻前後が操業。漁獲サイズは12センチ以上。漁期は3月まで。
昨年はキロ2千~1800円で始まり、3千円台前半に上昇したが、同漁協は「今年はハシリから5千円台。近隣漁協も軒並み6千~5千円の高値」と驚く。
一方、水揚げは苦戦。山越地区の川村忠夫さんは1回に30~40分引きで1日6回の操業。「水揚げは15~20キロと、出足からまるきり獲れない」と嘆く。