明治35年創業の「五辻の昆布」(久世留美子社長)は、本店(京都市上京区)と金閣寺店を構える老舗昆布専門店。主力のつくだ煮や塩吹きなどは京都に関連する美しい絵柄をあしらった包装が特長的で、土産品としても人気が高い。ハート型にくり抜いたおやつ昆布「ハート昆布」も「代名詞的商品の一つ」(久世裕己常務)だ。
山椒、椎茸入りなどのつくだ煮や塩吹きは数十種類展開。京都の寺や景色、舞妓、祭りなどが描かれた包装が目を引き、陳列棚は彩り豊か。「絵ははやり廃りのないタッチ」(久世常務)で数十年前から包装に採用。「京都らしいお土産」と、絵柄で選ぶ買い物客もいる。