近く水揚げが本格化する噴火湾渡島側の2年貝(加工貝)共同値決めについて、渡島6単協は今季、実施しないことを決めた。各単協ごとに入札や単独値決めを行い出荷する。
噴火湾では近年、中国向けの両貝冷凍輸出が急増する中、渡島側は入札を実施する組合が増え、浜値は上昇の一途をたどっている。
昨年は長万部と落部が共同値決めから抜け単独値決めに移行。4単協で行ったものの鹿部は一度も上場せず、実質3単協で実施。大半が入札に上場する形となった。
このため、今季は共同値決めを行わず、各単協ごとに対応。貝毒が発生した場合のみ、足並みをそろえる方向だ。