道総研さけます・内水面水産試験場は21日、今年の北海道の秋サケ推定来遊数を昨年実績比24.5%減の1702万9千尾と発表した。予測通りの場合、3年ぶりに2千万尾を下回り、平成以降最低水準に後退。沿岸漁獲量は5万トンに届かず、親魚の不足地区も見込まれ、定置経営、増殖事業とも厳しい状況が続く。昨年沿岸来遊に影響を及ぼした高水温の海況も懸念される。