道東沖のサンマ漁は、8日解禁の流網が極度の不漁で推移している。一方、主力の棒受網漁が操業を開始する8月以降北海道周辺に南下してくる沖合北上群の分布状況をみると、道総研釧路水産試験場が22日に結果を公表した北上期調査(調査期間7月2~17日)では、漁獲尾数が5年ぶりに1000尾を超えた。道東寄りの南西側は昨年同様に少ないものの、北東側で群れが厚く大型魚主体。昨年と異なる様相を呈している。