水産庁は1日、東京都内で「資源管理のあり方検討会」(座長・櫻本和美東京海洋大大学院教授)を開き、日本海北部海域のスケソTAC(漁獲可能量)を来季大幅に削減することを決めた。3月から計5回の検討会がとりまとめた提言を受けたもの。減少著しい同海域スケソ資源の回復が目的だが、削減幅は最大で現在の半分近くが想定され、生産者の苦境は必至。地元経済全体に影響が及ぶため、国や道の支援策が不可欠だ。