青森県陸奥湾の2022年度秋季実態調査結果がまとまった。今年の半成貝や新貝に向ける稚貝(20年産)の保有枚数は10億2458万枚で、過去10年平均の65%と大きく減少した。県は「親貝が少なく、2~3月の大規模な産卵も見られなかった」ことを要因に挙げている。成貝(20年産)・新貝(21年産)の保有枚数も1億165万枚と低水準で、目安となる1億4千万枚の73%に低下したことから、23年採苗の十分な稚貝確保を考慮し、産卵晩期の3月まで出荷を控え親貝確保に努めるよう要請している。