東日本大震災で被災した漁港施設の早期復旧のために開発された「プレキャストコンクリート製残置型枠工法」。工期短縮や計画的施工、潜水作業の安全性など従来工法である鋼製型枠工法の課題を解決でき、全国で老朽化した漁港施設の補修・補強工事で普及が進んでいる。漁港の使用制限期間の短縮や占用面積の縮小が可能で、漁業者のメリットも大きい。販売会社の共和コンクリート工業株式会社(札幌市)は道内の漁港工事での活用を提案、道も採用を検討している。